年代を問わずよく視聴されている動画コンテンツとは?世代別に見るYouTube利用動向レポート
キーワード: YouTube コンテンツマーケティング

動画マーケティングを展開する際、ターゲットとなる年代のことを正しく理解せずに大きな成果を得ることはできません。
今回はジェネレーションX、Y、ZがYouTube動画をどのように視聴しているかを明らかにした最新データをご紹介します。
米Influensterが約8,500人を対象に実施した本調査では、ジェネレーションX(1965〜80年生まれ)、ジェネレーションY(1980〜95年生まれ。いわゆるミレニアル世代)、ジェネレーションZ(1995年以降生まれ)に分けて、それぞれがどのようにYouTubeを利用し、どのようなコンテンツを好んで視聴しているかを分析しました。
(※ジェネレーションの定義は目安です)
ジェネレーションZの7割が毎日YouTube動画を視聴
YouTube動画の視聴頻度を尋ねる質問では、世代別に大きな違いが見られ、予想通り、若い世代ほどYouTube動画を日常的に視聴していることが分かりました。これに対し、ジェネレーションYはおよそ半数、ジェネレーションZは35%が毎日動画を視聴しているようです。
全年代で視聴されているのが「商品レビュー動画」
YouTube上でどのようなコンテンツを視聴しているか、という設問でも興味深い結果が得られました。
まず、ジェネレーションXおよびYの約7割は、「How-to動画」をよく視聴していることが明らかになりました。その一方、ジェネレーションZではHow-to動画が上位3つには含まれておらず、「開封(アンボクシング)動画」や「howl動画(YouTuberなどが自分で購入したアイテムなどを披露する動画)」といった、最近のトレンドを象徴するコンテンツを好んで視聴していることが分かりました。
そして、すべての年代に視聴されているのが「商品レビュー動画」でした。何か商品を購入する前に、他者の客観的な評価を参考にしたい人が多いことが読み取れます。
動画視聴プラットフォームについても世代間で違いが
商品レビュー動画を視聴するプラットフォームについては、下図の通り、全年代でYouTubeが1位に挙げられていますが、2位以下については、世代ごとに少しずつ違いが見られました。ジェネレーションZとジェネレーションY では、FacebookとInstagramの利用動向が逆転しています。またもっとも若いジェネレーションZではFacebookの代わりにSnapchatが3位に挙がっています。
本調査は米国で行われてものであるため、日本のユーザー像とは異なる面もあるかもしれませんが、年代によって好むコンテンツが違う点などは新しい気づきとなったのではないでしょうか? アプローチしたい年代の動画視聴習慣や嗜好を正確に捉え、より効果的なマーケティングの実現を目指していきましょう。