
動画マーケティングプラットフォームの大手、Innovid社が、FacebookやInstagramで配信できるインタラクティブ動画の開発を進めていることが明らかになりました。
ADWEEKの記事によると、Innovid社は昨年12月、英国の紅茶・コーヒーブランド Taylors of Harrogateとともに、インタラクティブ動画広告のβ版のテスト配信を行いました。
その30秒動画がこちらです。動画内の左下に表示されるボックスに1秒程度マウスオーバーすると動画が一時停止し、プレイヤー内にLPのようなインタラクティブコンテンツが登場。視聴者は、自分の好みにあったフレーバーコーヒーを見つけるクイズ、メルマガ登録、商品を購入できるサイトへの遷移、といったコンテンツを自由に選ぶことができます。(モバイルでは動画をタップすると同じ内容のLPへと遷移します。)
このテスト配信では、4400超のいいね、250件以上のコメント、400回以上のシェアを記録。エンゲージメント率35%という高い結果を残したということです。
これまでソーシャルメディア上では、フィードに流れてくる動画を一方的に視聴することしかできませんでした。しかし動画コンテンツそのものにインタラクティブ性が備わり、視聴者自身がコンテンツを自由に選択できるようになれば、より多くのエンゲージメント獲得や、商品購入といったアクションに直接つなげることが可能になると予想されます。
インタラクティブ動画広告は今年の最新トレンドとしてmovieTIMESも注目していますが、ソーシャルメディアでの配信もいよいよ現実味を帯びてきたようです。