
Instagramではこれまで最大30秒の動画広告しか配信できませんでしたが、2月3日、60秒の動画広告の配信を開始したことが発表されました。
この先、数週間をかけて本格的に展開されるとのことです。
最初にこの60秒動画広告を配信するのは2社。携帯電話会社のT-mobileは今週末に開催されるSuper Bowlに合わせて展開されている30秒テレビCMの特別編として60秒版をInstagram上で配信しました。
一方、Warner Brothersは新作映画の60秒ティザー動画を配信するとのことです。
▽T-mobileのテレビCM(30秒版)
▽Instagram上で配信された動画広告(60秒)
60秒動画広告の展開に踏み切った理由について、InstagramはSocialTimesに対してこのようにコメントしています。
企業はさまざまな広告素材を持っています。我々は広告主がマーケティング目的を達成できるよう、素材をもっと幅広く活用できる選択肢を提供したいと考えました。
4億人ものアクティブユーザーを抱えるまでに成長したInstagram。特にブランディング目的の動画広告を展開する場合、60秒という尺を有効に使えば、ブランドストーリーや世界観をより豊かに表現できるようになるでしょう。
ただしInstagramはユーザーエンゲージメントが高いからこそ、クリエイティブの質が求められるという特徴もあります。新しい60秒動画広告がユーザーにどのように受け入れられていくか、そしてユーザーに愛されるクリエイティブがどのように生み出されていくのか、今後の展開に注目です。