
Facebookは10月29日、複数枚の静止画を組み合わせて軽量な動画広告を手軽に制作できるソリューション「スライドショー」を発表しました。
クリック数回で動画広告が完成
スライドショーでは、画像を数枚用意するだけで簡単に動画広告を作成できます。
手持ちの写真やイラスト、動画から切り出した静止画のほか、Facebookのストック画像ライブラリなどから3~7枚選び、スライドショーの長さを5~15秒の間で指定するだけで動画広告が完成するとのことです。
画像参照元:https://www.facebook.com/business/news/JA-slideshow
スライドショーを利用すれば、動画の制作にかかる時間や工数の大幅な削減が可能になります。また、通常の動画よりもファイルサイズを小さくなるため、回線速度が遅い環境や、ローエンドの機器を利用している人に対しても、目を引く広告を届けることができます。
初期テストでは、15秒の動画と比較して、スライドショーはファイルサイズを5分の1まで抑えられたとのことです。音声こそ利用できないものの、あらゆる環境に対して動画のようにダイナミックにブランドストーリーを発信できる新たな表現手段だとしています。
スライドショーの先行事例
スライドショーは、主に新興国における動画配信を支援すべく開発された機能ですが、より手軽な動画制作手段として、また、新たな表現手段としても期待されています。
コカ・コーラ社はケニアとナイジェリアで、同社の番組「Coke Studio Africa」新シーズンの認知度アップのため、動画広告とともに、遅い通信回線を利用している人やフィーチャーフォンを使っているターゲットのために、動画のいくつかの場面を切り出し、簡単なコピーを書き込んだスライドショーを配信。その結果、目標の倍にあたる200万人にリーチし、ケニアでの広告認知度は10ポイントも向上したとのことです。
画像参照元:https://www.facebook.com/business/news/JA-slideshow
スライドショーは今後数週間のうちに、すべての広告主がパワーエディタおよび広告マネージャから利用できるようになるとのことです。