
Facebookの利用が定着した今でも、ニュースやエンタメなどを中心に幅広く豊富な情報収集できるため、今もなお根強い人気を誇るTwitter。中でも、リツイート(ReTweet)機能による拡散効果が見込めることから、多くの企業がマーケティングに活用しています。
先日Twitterの公式ブログで発表された、「リツイートされやすいツイートの種類ランキング」から、動画ツイートが写真に続きリツイートされやすいコンテンツであることがわかりました。
今回の調査は、米国内でツイートされたテレビ、ニュース、政治、スポーツ、音楽に関する数百万の投稿を分析。それぞれの項目ごとに、「写真」、「ハッシュタグ(#)」、「動画」、「引用(リンク)」などの割合を調べた結果が報告されました。
調査方法
対象:
米国内数千人の認証済みアカウントから送信された200万件以上のツイートを調査
分析方法:
リツイート(ReTweet)した投稿から写真、ハッシュタグ、動画、引用が含まれている割合をジャンル別に分析
■ 写真と動画が2トップ
テレビ、ニュース、政治、スポーツ、音楽の5ジャンル全体の平均では、「写真」(35%)と「動画」(28%)が、他と大きく差をつけてリツイートされやすいという結果になりました。
意外にも「ハッシュタグ」や「引用」は20%にも届いておらず、タイムラインの中で目に留まりやすい「写真」と「動画」が多くリツイートされているようです。
■テレビ、音楽関連では動画が最もリツイートされやすい
放送中の番組を見ながらツイートやリツイートをするユーザーが多い、テレビ関連の投稿では、「動画」(48%)が写真を抜いてリツイートされやすいという結果になりました。
また音楽関連のツイートでは、ミュージック・ビデオやライブ映像のほか、アーティスト自身が動画を公開するなど、比較的多くの動画コンテンツが投稿されていることもあり「動画」が35%で1位となりました。
■ ニュース、政治、スポーツ関連では動画がリツイートされにくい
一方、ニュース・政治・スポーツに関連するツイートでは、「動画」に関するリツートが14~15%と他と比較しても最も低く、テレビ・音楽の結果とは異なる数値となりました。
Twitter新機能「動画共有ハッシュタグ」の登場
また最近発表された他の調査から、ハッシュタグ付きのツイートがリツイートされる割合が16%であるのに対し、動画ツイートのリツイート割合は38%という結果が報告されました。
この結果を受け、Twitterは新機能である「ハッシュタグを活用した動画共有機能」の提供開始に向け、現在テスト段階にあることを発表しました。
▼イメージ(現在は特定のハッシュタグでのみ、テスト実施中)
この新機能の登場により、ユーザー自身が撮影した動画の投稿はもちろんのこと、企業発信のマーケティング動画のツイートや、今後Twitterでの動画広告の可能性なども十分に見込めることでしょう。
Twitterでの動画広告が実現すれば、その特徴が十分に活かされた拡散性・バイラル性に秀でた動画広告プラットフォームとなることも期待できそうです。