
昨今では、オンライン動画の影響力がますます強まっています。では、消費者は動画についてどう感じ、どのように行動しているのでしょうか。
米国動画専門会社Invodoが発表したインフォグラフィックスから、商品動画と消費者との関係を、統計データでご紹介します。
動画共有サービスを提供しているVineとInstagramがユーザー獲得合戦を繰り広げている中、米国にてある統計データが発表されました。その統計によると、人々がオンライン動画の視聴に費やしている時間は確実に増加しており、毎月平均19時間も動画を視聴していることがわかりました。では、人々はオンライン動画についてどう感じ、実際どのような行動をとっているのでしょうか。
今回は、米国動画専門会社Invodoが最近発表したインフォグラフィックスから、商品動画と消費者行動との関係性を、統計データでご紹介しましょう。
動画と消費者の関係
- ・WEB上の商品動画は、60%の確率で視聴される。
- ・52%の人が、商品動画を視聴することで自信を持って商品を購入することができると感じている。
- ・5分の3の人は、商品動画を少なくとも2分間視聴する。
- ・2人に1人は、商品動画を視聴することによって、その商品の返品率が低くなると回答。
動画の視聴率をデバイス別に比較
- ・デスクトップユーザーと比べると、モバイルユーザーは、動画を視聴する傾向が3倍高い。
- ・スマートフォンユーザーの約半数は過去3ヶ月以内に商品動画を視聴したことがある。
動画視聴者のコンバージョン
- ・動画を視聴した人は、視聴しなかった人より購入に至る可能性が74%高い。
- ・40%近い人が、商品動画があるとモバイルでの購入可能性が高くなると回答。
企業は動画のメリットを理解
- ・企業のマーケティング担当者の76%は、今後、自社サイトに動画を導入する予定。
- ・WEB動画の制作費は、まもなくWEB広告支出の3分の1以上を占めると予想。
商品動画の活用法
- ・商品動画は、広告、リターゲティング(サイトを訪問したことがあるユーザーに、追跡広告を表示する)、店内QRコードなどでも使用可能。
これらの統計データから、商品動画は売り上げにつながる何らか効果を得られるものであるということがわかりました。今後、商品動画を視聴しながらオンラインショッピングをしたり、購入決定を行うことが増えてくることでしょう。
WEB動画はますます企業のマーケティング戦略に不可欠な要素になっていくと期待されます。
[参考]
Video Statistics: The Marketer's Summary [Infographic]
http://www.marketingprofs.com/chirp/2013/11188/video-statistics-the-marketers-summary-infographic