
昨年よりアメリカで注目され始めた『動画メールマーケティング』。日本ではまだ多くは見かけることがないマーケティング手法ではありますが、アメリカでは
DMやメルマガなどへの動画活用が増加しているようです。
今回は、レポートを用いて実際にどの程度の効果があるのか、どのような手法が効果的かを探っていきます。
『動画メールマーケティング』という言葉を耳にしたことがありますか?
昨年、アメリカで様々業種のマーケティング担当者300人を対象に行われた
『2012年、マーケティング戦略における動画活用と動画メールマーケティングの現在』
のアンケートの結果、マーケティング戦略の一つとして『動画メールマーケティング』が注目されていることがわかりました。
日本ではあまり見かけることのない『動画メールマーケティング』ですがアメリカではどのように活用されているのでしょうか?
前提として、オンライン上での動画利用は確実に増えている。
オンラインビデオマーケティング調査の結果、以下の3点が明らかになりました。
- 81%のマーケティング担当者が、マーケティング戦略の一つとして動画を活用している。
- 67%のマーケティング担当者はWEBサイトへの動画掲載を行なっており、61%はSNS等で動画を活用している。
- 回答者のうち52%は動画メールマーケティングを活用しており、そのうち88%は動画メールマーケティングが効果を生んでいると感じている。
動画をメールでも活用。『動画メールマーケティング』の台頭。
日本では未だ、DMやメルマガ等での動画活用はあまり浸透している様子が見受けられませんが、アメリカではWEBサイトへの動画掲載、SNSへの動画活用に続き、メールでの動画活用が昨年時点で既に活発に行われていることが判りました。
オンライン動画の活用場面
Q. オンライン動画をどのように活用してきましたか?
52%の人が動画メールマーケティングを利用していると回答しました。
動画メールマーケティングの効果
Q. メールへの動画活用はどのような影響を与えていると考えますか?
メールに動画を活用しているマーケティング担当者のうち、88%がメールへの動画活用にポジティブな効果を感じていると回答しました。
メール動画マーケティングでの効果的な手法
Q. メール動画マーケティングで効果を感じる手法は何ですか?
「動画が組み込んであるランディングページへのリンク」が60%となり、「メールに直接動画を埋め込む」は10%程度に留まりました。
動画メールマーケティングを始める際の壁
Q. 動画メールマーケティングに取り組む際、どのような懸念点がありますか?
41%の回答者は、「動画コンテンツを持っていないこと」を懸念点として挙げました。
続いて「導入の難しさ」「コスト」などです。
この結果から見ると、動画コンテンツを保持していれば、比較的簡単にメールマーケティングへの活用のチャンスも広がっているということかもしれません。
アメリカで動画メールマーケティングが盛んな理由
上記でご紹介した調査結果から、アメリカでは既にメールへの動画活用が活発に行われていることがわかりました。その要因の一つとして、『動画メールマーケティング』のためのサービスが充実しています。
Eメールマーケティングツールを販売しているGetResponseでは、動画+メールに特化したサービスを展開しています。
手軽に利用できるGetResponseの動画メールサービスのプロモーションビデオ。
他にもBombBombなどの動画メールマーケティング専門サービスも展開されています。
日本でも既にいくつかのメールマーケティングツールを提供するサービスの中で、『動画+メール』が注目されつつありますが、その現状は未だ導入期であるように感じます。
WEBマーケティングにおいて常に先駆者であり続けるアメリカの手法を追い、現在取り組みを開始することができれば国内では動画メールマーケティングの先駆けとなることができるでしょう。
[参考]
2012 Online Video Marketing Survey and Video Email Trends Report
http://www.webvideomarketing.org/pdf/Report.pdf[pdf]
GetResponse
http://www.getresponse.com/
Email Marketing Software & Autoresponder from GetResponse
http://www.getresponse.com/features/video-emails.html
BombBomb
http://www.bombbomb.com/