動画マーケティングの最新情報|movieTIMES ムービータイムス

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テクノロジーナレッジ 2015年05月29日

CRM戦略にも新規ファンの獲得にも!今、注目を集める「パーソナライズド動画」が収めた驚きの成果とは?

人は誰しも、自分だけに向けてカスタマイズされた世界唯一ものに特別な感情を抱き、愛着を覚えるようになります。このポジティブな感情を活用し、ブランディングや購買促進を図る「パーソナル・マーケティング」「One to Oneマーケティング」に注目が集まっています。

そして動画マーケティングの世界でも、技術の発達に伴い、パーソナライズド動画を活用する事例が増えています。

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昨年に続き、今年も大きな反響を呼んでいるコカ・コーラの「ネームボトル」キャンペーン。2011年にオーストラリアで始まり、その人気の高さから全世界にまで拡大した本キャンペーンは、店頭に並ぶリアルな商品に個人の名前が入るという画期的なアイデアで、話題性だけでなく、売上拡大にも貢献しています。「自分の名前が入る」という非常にシンプルな企画ですが、「僕だけの」「私のための」などの個人を意識させる施策で、これほどまでに多くの人の関心が高まることが実証されました。

昨今、ビッグデータの活用などにより、従来よりも精緻なセグメントやターゲティングが可能となっていますが、それ以上に人々の嗜好の多様化が進み、1グループ1メッセージでは十分に伝わらないケースも増えています。そうした背景から、顧客とより深い関係性を構築するために、「個」に向けたマーケティング施策に対する注目が高まっています。

高いコンバージョンを期待できるパーソナライズド動画

米monetate社による調査では、米国企業のマーケティング担当者の7割以上が、従来のマス対象のコミュニケーションよりも、パーソナライズしたメッセージの方が効果的であると回答しています。

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また、半数以上のマーケターや代理店担当者が、レスポンス率、売上、ブランド認知などに効果があると考えていることが明らかとなっています。

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一方、コミュニケーションに動画を取り入れることで、エンゲージメントやコンバージョンが高まった事例はmovieTIMESでもたびたびお伝えしてきました。

つまり、動画マーケティングにこの「パーソナライズ」を掛け合わせることで、その効果を大きく高める可能性を秘めていると言えるでしょう。

では、パーソナライズド動画は具体的にどのような施策で活用できるのでしょうか? 大きな成果をあげている海外での事例をご紹介しましょう。

既存顧客に対するCRM施策として

既存顧客へのCRM施策の一環としてパーソナライズド動画を活用するなら、Eメールマーケティングが有効でしょう。パーソナライズされた動画を再生できるLPへのリンクを貼り、誘導する方法がシンプルで効果も期待できます。

事例1 受信者の名前などを動画内に取り入れたオリジナル動画で興味喚起

アルゼンチンの旅行会社SASSはそれまで一般的なニュースレターをメールで配信していましたが、当時のクリック率(CTR)は1.8%。アルゼンチン国内での平均的なCTR(3.28%)のおよそ半分にとどまっていました。

そこで、受信者の名前と所在地を動画に反映させるパーソナライズド動画を導入。一人ひとり異なるURLがメールで配信され、LPにて動画が流れる仕組みにしたところ、メール開封率、クリック率ともに大幅に向上し、完全視聴率100%という驚異的な結果を残しました。動画の最後には問い合わせを促す画面を入れ、最終的に12%のCVRを達成しています。

▼動画イメージ(名前と所在地が埋め込まれる)

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●実際のデモ動画はこちら 外部リンク

結果

  • メール開封率:10%→48%(370%UP)
  • クリック率(CTR):1.8%→19.5%(985%UP)
  • 完全視聴率:100%
  • 問い合わせ(CVR):12%

事例2 契約内容によって変化する高度なパーソナライズド機能で商品理解を促進

次に紹介するのは、より高度なシステムを用いた事例です。米保険会社のSecurity First Insurance社は、顧客に保険の契約内容や手続き方法を正しく理解してもらうために、契約内容に応じてカスタマイズされる動画コンテンツを用意し、新規契約者を対象にメールでリンクを配信。その結果、30%の顧客が最後まで視聴し、約半数の顧客も動画の半分以上を視聴しました。

さらに、動画を通して保険への理解が深まったことで、カスタマーサービスへの問い合わせが減り、人件費を削減できたり、追加契約を獲得するなど、想定以上の効果があったとしています。

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●実際のデモ動画はこちら 外部リンク

マス対象のキャンペーン施策として

パーソナライズド動画の活用は、既存顧客に向けたものだけではありません。ソーシャルメディア上のプロフィールを反映させた動画によって、話題化とともに新しいファンの獲得に成功した事例も出てきています。

事例3 心に響くパーソナライズド動画で新たなファンを獲得

イギリスのお菓子メーカーCadbury社は、インドにおけるブランド認知やチョコレートギフト市場でのシェア拡大を課題としていました。そこで、Facebookコネクタを活用してユーザーのタイムライン上の写真や名前を取り込んだパーソナライズド動画を自動作成し、チョコレートとともに動画をプレゼントできるキャンペーンを実施。その結果、ソーシャルメディア上で広く拡散され、他国にも展開されるほどの成功をおさめました。

▼デモ動画(ドアのネームプレートや数々の写真、最後のメッセージカードがパーソナライズされる)

 

結果

  • クリック率(CTR):33.6%
  • 完全視聴率:90%
  • 動画シェア率:12.23%
  • 次のキャンペーンへの参加率(CVR):33%

日本でも導入しやすい環境に

このようにパーソナライズド動画は、コンバージョンや完全視聴率などの数値で見える結果を残していますが、それだけでなく、個々人に向けられた動画は視聴者の心に強いインパクトを残し、ブランディング効果や長期的な関係の構築も期待できます。

CRM視点でも、例えば顧客一人ひとりのニーズに即した動画を配信すれば、効率的な営業活動につながります。顧客にとっても利便性が向上するため、顧客価値・顧客満足を高めることができるでしょう。

なお、顧客データに基づいたパーソナライズド動画を導入する際に気をつけたいのが、データの正確性です。既存顧客の購入履歴や、見込み顧客のニーズ情報などが正しく管理されていないと、せっかくのパーソナライズド動画の効果も半減してしまいます。特にEメールを活用する場合、一度でも関連性の低い動画を送信してしまうと、それ以降のメールは開封すらされなくなってしまう可能性が考えられるため、細心の注意を払う必要があります。

テクノロジーの発展のおかげで、日本でもパーソナライズド動画を自動作成するサービスを提供する企業が出てきています。「技術的に難しそうでよく分からない」「制作コストがかさみそう」などの理由で導入を見送ってきた企業にとっても、さまざまなハードルが低くなっています。国内での事例がまだ少ない今だからこそ、他社に先駆けて積極的に検討してみてはいかがでしょうか?

 

[参考]

What's Driving Marketing in 2014 :
http://go.conversantmedia.com/whats-driving-digital-whitepaper.html

RUKUS | Data, Meet Video :https://rukus.io/

Security First Insurance - Real Time Content Real Time Content
http://www.realtimecontent.com/portfolio/securityfirst/

Idomoo Personalized Videos Mondelez International Leverages
https://idomoo.com/mondelez-international-leverages-idomoo-personalized-video-delight-cadbury-chocolate-consumers-across-globe/

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