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ナレッジノウハウ 2015年05月27日

Facebook動画広告とYouTubeのTrueView広告を徹底比較!――どちらに出稿するのがベストか?

キーワード: Facebook TrueView 動画広告

今年に入って注目を浴びている「Facebook動画広告」。しかし、話題になっているという理由だけで、その特性を十分に理解せずに利用しても、高い広告効果は見込めないでしょう。

そこで今回は、「Facebook動画広告」と、現在日本で主流となっているYouTubeの「TrueView広告」の特徴を徹底比較。目的によって出稿先を使い分け、より効率的な出稿を実現するヒントをご紹介します。

「多くの人に動画広告を視聴してもらいたい」「一部の人に効率良く配信したい」――動画広告を出稿する際の狙いは企業によってさまざまです。

そしてこのような目的に適う出稿先はどこか? と悩んだ経験のある人も多いでしょう。そこで本記事では、最近注目を集めるFacebook動画広告とTrueView広告の特徴と違いを徹底比較します。果たしてどちらを選択すべきなのでしょうか?

オーディエンス数はYouTubeの強み

まずは全体のオーディエンス(視聴者)数について考えてみましょう。

YouTubeはアカウントがなくても視聴できるため、正確なユーザー数は把握できませんが、コムスコアの調査による「動画サイト利用動向」では、YouTubeを擁するGoogle Sitesがユニーク視聴者数が5066万人、Web人口リーチは68.8%に上るとの結果が出ています。本調査は国内の15歳以上を対象としているため、全世代対象で考えると、Web人口比率は相当高いものになると推測されます。

comscore画像参照元:http://www.comscore.com/jpn/Insights/Press-Releases/2015/1/comScore-Releases-Japan-Desktop-Online-Video-Rankings

一方のFacebookでは、2015年1月時点のユーザー数が2200〜2400万人(※1)ほど。Web人口比率にすると29%〜32%程度です(2015年5月現在、Facebookは13歳未満はアカウント登録ができないため、ユーザーは13歳以上)。

つまり現状では、Web人口リーチ率はYouTubeがFacebookの2倍以上高いことが分かります。

精緻なターゲティングが可能なFacebook

続いて、ターゲティングの違いを見てみましょう。TrueView広告はGoogle AdWords(アドワーズ)経由でユーザーのターゲティングを行います。年齢と性別という基本的な情報に加え、「スポーツ」「ビジネス」「ゲーム」などのインタレストカテゴリによってセグメントが可能です。

ga_targeting

なお、Google AdWordsでは、ユーザーターゲティング以外にもプレースメント(どのような動画の前に広告を表示させるか)などの設定も可能です。

一方、Facebookはより緻密なターゲティングが可能です。
Facebookでは基本情報以外にも「趣味・関心(アクティビティや「いいね!」などから判断)」「行動(イベントを立ち上げた人、写真をアップロードしている人など)」「つながり(自社ページに「いいね!」している人など)」などを設定できるため、アプローチしたいユーザーに効率的にリーチすることができます。

fb_targeting

2つの動画広告の特徴と優位性を目的別に比較

以上を踏まえ、TrueView広告とFacebook動画広告の特徴や向き不向きを目的別に考えてみます。もちろんターゲットユーザーや動画広告企画などによって一概に言えない部分もありますが、一つの見方として参考にしてみてください。

再生回数を伸ばしたい

「再生数が増える=広告の目的を達成する」とは言い切れませんが、話題化や認知拡大が目的であれば、再生回数も一つの成果指標になります。
そして現在の仕組みでは、Facebook動画広告の方が再生回数が大きくなる傾向にあります。その理由が、再生回数のカウントの方法です。

Facebookの場合、再生後3秒経過すれば、視聴1回としてカウントします。現在はオートプレイが採用されているため、タイムライン上で少し立ち止まっただけで1回視聴されたと見なされるのです。このような仕組みから、再生回数自体はTrueView広告より伸びやすいと言えるでしょう。

これに対し、TrueView広告は30秒以上の視聴で1回とカウントされるため、回数はFacebookより伸びにくいですが、視聴者の反応をより正確に反映しているとも言えます。AdWordsのTrueView広告レポート画面では、その動画広告がどこまで視聴されたのか確認することもできます。
(※Facebookでもレポートのカスタマイズを行えば確認することは可能)

yt_analytics

なお、Facebook動画広告でもCPC課金を選択することができるため、ユーザーがクリックした場合のみ再生としてカウントする出稿も可能です。

幅広い層を取り込みたい

前述の通り、YouTubeは圧倒的なオーディエンス数を誇るため、幅広い層へのリーチ拡大を狙うなら、やはりTrueView広告の方が有効と言えるでしょう。Google AdWordsの設定次第でGoogleディスプレイネットワークの動画配信サイトにも表示されるため、広いリーチが見込めます。

一方、Facebookは全体のリーチ数は少ないものの、細かくターゲティング設定することで、コアターゲットに効率よく届けることが可能です。Facebookへの出稿を考える際はまず、ターゲット層のFacebookアクティブ率が高いことを確かめることが大切です。

エンゲージメントを高めたい

ユーザーがコメントやシェア、「いいね!」などの行動を動画広告に対して起こすことをエンゲージメントと定義すると、ユーザーがこれらの行動を起こしやすいのはFacebookと言えるでしょう。

「いいね!」や「シェア」という行動自体がFacebookユーザーに根付いているため、企業の動画広告に対しても同様の行動をすることに抵抗が少ないと考えられます。また、ターゲティングによって「自社のFacebookページに『いいね!』している人」という絞り込みも行えるため、元々、企業との結びつきが高いユーザーのエンゲージメントをさらに高める上でも有効と言えるでしょう。加えて、初めから特定のターゲット層を想定して動画の企画制作をできるため、よりターゲットに刺さるクリエイティブを実現できます。

FB_News_Feed

他方、TrueView広告に対しては基本的に評価やコメントができません。別途、動画コンテンツとしてYouTube上に掲載されていればコメントを残すこともできますが、そのためにはログインが必要なため、ここで定義するエンゲージメントという意味では、あまり成果が期待できないと言えるでしょう。

yt_login

ユーザーに行動を促したい

最後に、コールトゥーアクション(CTA:動画視聴後にユーザーにとってもらいたい行動を誘導する機能)をどのように設定できるかを見てみましょう。

TrueView広告はカード機能でCTAを設定できます。種類は「ウェブサイトへの流入」「資金調達」「YouTubeがサポートしているショッピングサイトの商品を紹介」「他の動画や再生リストの紹介」です。また2015年5月現在は、アノテーションではチャンネル登録やGoogle+への誘導も可能です。

一方、Facebookの動画広告のCTAは「購入する」「予約する」「詳しくはこちら」「登録する」「ダウンロード」「他の動画を視聴」となっています。

どちらもCTA機能を有していますので、動画広告を視聴した後にユーザーにどのような行動をとってほしいかを考え、適切なCTAを設定しましょう。

広がる選択肢の中から最適なものを選ぶために

以上のように、TrueView広告とFacebook動画広告という2つの中でも、それぞれに細かい特徴があり、目的やKPIによって使い分けた方がよいことが分かります。

最近ではTwitterなどのソーシャルメディアが動画広告を開始したり、DSP経由で配信される動画対応のインバナー広告なども増えています。そして今後も次々に新しいタイプの動画広告が生まれてくるでしょう。

実施する動画広告の目的を叶える最適な出稿先を選べるよう、常に最新の知識を備えておきたいものです。

 

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