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用途別・業界別 2014年09月12日

ゲームの売り上げを伸ばすなら『リリース前動画』が鍵!ゲーム業界のPR動画事例集

今回の記事ではテーマを「ゲーム動画」に絞り、様々なタイプのゲームプロモーション動画をご紹介したいと思います。
今回ご紹介するのは、「発売前にいかにゲームに興味をもってもらうか」という課題に対してアプローチをしている動画です。
なぜ、「発売前」に動画プロモーションなのかー。
そして、実際に発売前プロモーションを積極的に行い、リリース前に80万本以上の予約が殺到した成功事例もご紹介します。

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なぜ、ゲーム発売前に動画PRが重要なのか

2012年のYouTubeによる調査では、WEB上で「ゲーム関連動画」を閲覧するユーザーが増えており、その視聴時間は1年間で2倍に増加したと伝えています。

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また、ゲームプレイヤーの92%が「購入前にゲームのことを調べる」と答えており、企業がゲームの発売前に配信する動画はゲーム購入の意思決定に最も影響を与えると発表しています。

さらに調査を進めると、WEB上に存在するゲーム関連動画には「企業が制作したもの」と「プレイヤー(ゲームユーザー)が制作・投稿したもの(コミュニティ生成)」との2種類があり、ユーザーはそれぞれの動画を見る時期が異なることが判明しました。

下記の『タイプ別ゲーム動画視聴数の割合(2012年)』を見ると、ゲーム発売前/発売時には「企業が制作した動画」。発売後には、企業の動画よりもプレイヤーが制作した「パロディ動画/チュートリアル動画」などを閲覧するという傾向を表しています。

watch-content_JP

このことから、企業は『ゲームリリース前に』効果的に動画を使用することが重要であることが見て取れます。それでは、実際にゲームリリースの前に配信され、話題を読んだ動画PR事例を見ていきましょう。

ゲームのスゴ技を実写化して興味を惹きつける

asassin

人気ゲーム「ASSASSIN'S CREED(以下、アサシン クリード)」最新作のために作られたプロモーション動画をご紹介します。「アサシン クリード」は、自由を守るアサシン集団(十字軍時代に活躍した暗殺者集団)が、世界を洗脳しようとたくらむテンプル騎士団と闘うゲーム。

本ゲームでは、プレイヤーがジャンプなどを多用し、敵に近づき「暗殺」をします。このようなゲームはステルスアクションゲームという類いになりますが、この特徴を表現したのが本動画。

縦横無尽に走ったり、跳んだりする「パルクール(フリーランニング)」の要素をゲーム内のアクションと被せ、実際の人間が実演しています。

この動画はファン以外の人でも、パルクールの技に見入ってしまう内容となっており、2014年9月現在YouTube再生数は、脅威の1,000万回超えを記録しています。

実写×アニメーションでリアルさをアピール

Forza

Xbox One用レースゲーム「Forza Motorsport5(以下、フォルツァ モータースポーツ)」のティザー動画では、ゲームの実写化だけでなく実写とゲームアニメーションのコラボレーションという面白い手法をとっています。

登場するのは、本物のスポーツカーとゲーム内の車がプリントされた680枚のアルミパネル。このパネルがコース横にきっちりと並んで設置されています。

最初は何のためのパネルか分かりませんが、走行する車の時速が約160kmに達すると、ある変化がおきます。なんと、パネルと車のピッチが合い、パネル内の車がアニメーションのように動き出すのです。

「実際の車」の走行と「アニメーションの車」が合わさってひとつの世界になる瞬間を描くことで、「フォルツァ モータースポーツ」で表現されているレースやリアルな車の迫力をアピールしています。2014年9月現在のYouTube再生数は、およそ150万回を記録しています。

プロジェクションマッピングで印象づける

Splinter-Cell

続いて、「最新作の発表が行われるゲームの展示会」における好事例を見ていきましょう。

ロサンゼルスで開催されたゲームの見本市「E3*」にて話題を集めた、ゲーム「Splinter Cell:Blacklist(スプリンターセル ブラックリスト)」。発表会場ではスクリーンだけではなく、最新の空間演出として注目されている「プロジェクションマッピング技術」を使って、空間そのものにCG映像を映し出し、激しく飛び散る火花など迫力のある演出を実現しました。

まさに会場全体をゲームの世界に変えてしまったこの手法は、渾身の最新ゲームが激しい競争を繰り広げる「E3」において、来場者の期待を集める企画となりました。

*E3:Electronic Entertainment Expo(エレクトロニック エンターテイメント エキスポ)の略で、米国のロサンゼルスで開催される世界最大のコンピューターゲーム関連の見本市のこと。E3、東京ゲームショウ、Gamescom(後述)は世界三大ゲームショウとされている。

詳細を明らかにしない「恐怖映像」で話題作り

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欧州で開かれる有名なゲームの展示会「Gamescom(ゲームズコム)」。今年8月に開催された展示会では、PlayStationから発表された「P.T」とよばれる謎のホラータイトルが話題となりました。

発表では具体的な内容は一切明らかにされず、「ティザー動画」のみが公開。このティザー動画では『無料デモをプレイしている実際の人々の恐怖に怯え叫ぶ様子』が収録されています。この「内容が具体的に分からないが、もの凄く怖そう」といった印象が国内外で話題を集めました。(国内の動画はこちら

実は「P.T.」とは「Playable Teaser(ゲームとしてプレイ可能なティザー)」の訳であり、既に人気の高いホラーゲーム「Silent Hill(サイレント ヒル)」の続編だったというオチになっています。

まずは「謎のゲーム」として無料デモをダウンロードさせ、その後にゲームタイトルがユーザーに分かる仕組みになっており、「同タイトルの続編」を斬新な形でPRした事例となりました。

新規タイトル歴代販売記録を更新した「WatchDogs」

最後に、発売前に動画を効果的に用いたことで見事な大成功を収めた事例をご紹介します。タイトルはアクションゲームの「Watch Dogs(ウォッチドッグス)」。本ゲームは下記のように様々な記録を打ち出しました。

  • 発売前に80万本以上の予約が殺到し、その年で最も予約が多かったゲームに(2014年6月時点)。
  • 発売後は初週売上400万本を達成し、「ビデオゲーム業界で、最も売れた新規タイトルゲーム」を記録。
  • 6月には出荷数が800万本を突破し、新規タイトルゲームの販売記録を更新。これが大きく影響し、販売元のUbisoft社の売上げは前年同期比で374%成長を果たした。

本ゲームのプロモーションの特徴の1つとして、様々な動画が戦略的に配信されたことが挙げられます。

ゲームリリース前は宣伝色の強い動画ではなく、多くの人が楽しめる「ドッキリ動画」や「イベントを開催しその様子を撮影した動画」を配信。
リリース直前になると、「ゲームの詳細を紹介する動画やプレイ動画」などを配信。
さらに、ゲームのリリース後にも「Tips動画」や「ウィークリーチャレンジ動画(※)」などを公開し、リリース後のフォローアップ動画も企業側から積極的に発信しています。
※毎週出されるお題に対してプレイ動画を投稿。選ばれればゲームプレイ映像がサイトに掲載されるという取り組み。

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中でも多くの人をひきつけたのがゲームリリース前に配信された『ドッキリ動画』。ゲームの中心となる「ハッキング」をテーマにした動画で、YouTube動画再生回数は1,300万回を突破しています。

このように、今ゲーム業界では「インターネット上でのリリース前プロモーション」が売り上げの重要な鍵を握っていることが統計や事例から見て取れます。

新規タイトルでも、既に人気タイトルのでも、ゲームと親和性の高いネットユーザーの注目を集め、エンゲージメントを高めるようなマーケティング戦略を構築することが重要です。その1つの方法として「動画」を活用してみてはいかがでしょうか。

 

[参考]

Gamers on YouTube: Evolving Video Consumption:
http://www.thinkwithgoogle.com/articles/youtube-marketing-to-gamers.html

Watch Dogs Breaks (More) Records- Ubisoft :
http://blog.ubi.com/watch-dogs-breaks-records/

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