IBM・3M・Ford…グローバルブランド100社から学ぶ!YouTubeマーケティング成功の鍵

昨今では、優れた業績を上げるため、企業が動画コンテンツやソーシャルメディアを活用したマーケティングに積極的に取り組んでいます。
そんな状況を受けて、米国のYouTubeマーケティング会社Pixabilityが、「グローバルトップ ブランド100社のYouTubeマーケティング」を分析した調査レポートを発表。世界のトップブランドの事例からYouTubeマーケティングで成功するためのキーポイントを紹介します。
YouTubeの巨大なエコシステム ~その潜在可能性~
動画配信プラットフォームとして、YouTubeの影響力は年々強くなってきています。まずはYouTubeという巨大なエコシステム(*1)の持つ潜在的な可能性を、様々な統計情報から見ていきましょう。
*1. エコシステム…複数の企業が商品開発や事業活動などでパートナーシップを組み、互いの技術や資本を生かしながら、開発業者・代理店・販売店・宣伝媒体、さらには消費者や社会を巻き込み、業界の枠や国境を超えて広く共存共栄していく仕組み。(kotobank.jpより)
- ・YouTubeはGoogleに次ぐ世界第2位>の検索エンジンである
- ・56カ国、61言語にローカライズされている
- ・月間10億人以上のユニーク・ユーザーを保持している。
- ・何億ものデバイスで利用可能である。
- ・全世界での再生時間のうち25%はモバイルからである。
- ・モバイル経由の1日の再生回数は10億回。
- ・1分あたり100時間分の動画がアップロードされている。
このようにYouTubeは非常に大きな可能性を持ち、様々な視聴者にリーチできるという特徴を持つことから、昨今では、企業によるYouTubeの活用事例が増えてきています。
そのような状況を受けて、米国のYouTubeマーケティング会社Pixabilityが、調査レポート“The Top 100 Global Brands: Key Lessons for Success on YouTube“を発表。世界のトップブランド100社がマーケティング・広告プラットフォームとしてYouTubeをどう利用しているかについて、総合的な分析結果が報告されました。
世界のトップブランドがYouTubeを重視
調査の結果、世界のトップブランドによるオンライン動画の使用方法が著しく変化していることがわかりました。
YouTubeのアップロード動画数 推移
動画アップロード数は、2005年に1年間でたった数十本しかなかった状況から、2012年には1ヶ月の累積数が1万本を超えるまでに増加。2005年から現在までの総計では、この100社だけでも、YouTubeの再生回数が95億回、動画アップロード数が25.8万本以上となりました。
さらに2013年~2015年にかけては、新たに100万本の動画公開が予想されています。
限られた100社という母数の中における動画本数の激増は、トップブランドの多くが年々YouTubeに注力している様子を明確に物語っています。
成功事例から学ぶ動画マーケティングに欠かせない7つのこと
では、YouTubeで成功を収めているトップブランドは、どのような動画マーケティング戦略を取っているのでしょうか。その7つのポイントをご紹介します。