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movieTIMES ムービータイムス 映像制作の株式会社LOCUS

クリエイティブ 2015年02月27日

早回し、スロモーション、バレットタイム…映像にリズム感を与える技法「時間操作」を使ったプロモーション事例

過去3回に渡り、「ストップモーション」「タイムプラス」「ワンカット」と映像技法をお伝えしてきましたが、今回は「時間操作」をご紹介します。初めて耳にする方もいるかもしれませんが、プロモーション映像で幅広く活用されている表現方法です。

今回は、「逆再生」「スローモーション」「バレットタイム」という3つの事例から、その特徴や活用方法を見ていきましょう。

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映像にリズム感を与え、視聴者の注意を引き付ける時間操作

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時間操作とは、普通に撮影された映像を、編集時に時間の流れを変えることによって、非現実的な世界を体験できる映像技法です。

映像のスピードを変える「早回し」や「スローモーション」、時間の順序を変える「逆再生」といった技法を効果的に組み合わせることで、映像にリズム感を与え、視聴者の注意を引き付けたり、映像に面白みを付与することができます。

実際に、企業が発信している動画にもこの手法は多く用いられています。実際に見て行きましょう。

ネタばらし効果!逆再生の映像事例

ケーキクリームが、実は◯◯だった!驚きの事実を「逆再生」でネタばらし

企業:グラクソ・スミスクライン
製品:歯磨き粉

歯磨き粉「アクアフレッシュ」がバレンタインにあわせて配信した映像「Patisserie White」が話題を集めています。人気ケーキデコレーターがデザインする、バレンタインケーキ。しかし、途中から「逆再生」が始まり、なめらかなケーキクリームは、なんと歯磨き粉であることが判明します。クリーミーな泡が楽しめる製品であることを、完成度の高いケーキとのギャップを使って、驚きを持って伝えています。

立ち上がるドミノ? 「逆再生」で固定概念を崩すことに成功。

企業:TOYOTA
製品:車

ドミノは倒すものという固定概念を見事に崩した、TOYOTAのプロモーション映像。「逆再生」で一つひとつのドミノが力強く立ち上がっていく様子から、世界で高く評価されているハイブリッド技術の背景にある、数々のイノベーションの軌跡を表現しています。既にYouTubeで1100万回以上再生され(2015年2月現在)、ADWEEKの「Top 10 Branded Videos」に3週連続で選出されています。

WEB動画に限らず、映画でもインパクトのある結末を始めに見て、その結末に至る過程を知りたくなった経験はありませんか? そのような時に多く用いられるのが「逆再生」を用いたネタばらしの効果です。今回は美しいケーキが実は歯磨き粉だったというネタばらしをすることで、視聴者に驚きを与えています。

また、TOYOTA社の事例では現実ではありえない時間の流れが視聴者側に「違和感」を生みだし、視聴者を引き付けています。

見えない世界を見せる。スローモーションの映像事例

3秒間の落下を超スローモーションで見ると!?

企業:Motorola
製品:スマートフォン(Moto E)

モトローラのプロモーション映像「Meet Moto E」は、落下させたスマートフォンが落下する瞬間を捉えたスーパースローモーション映像です。CGなしの作りこまれたセットの中を落下させることで、防水性などを含む「5つの特徴」を伝えています。また、最上部から「Moto E」が落下するまでの時間は、わずか3秒弱。肉眼では見えない一瞬を、40倍の「スローモーション」でクリエイティブに描いたことが話題を呼び、現在YouTubeで260万回以上再生されています。(2015年2月現在)

空中を爆速するエビフライを、「スローモーション」でキャッチ

企業:NTT ドコモ
製品:フルLTE

ドコモの「フルLTE」のプロモーション映像「3秒クッキング 爆速エビフライ篇」。わずか2日間で200万回以上再生され、現在、1,250万回以上の再生数(2015年2月)という、国内では脅威の再生数を誇る本動画。「2つの帯域がLTE専用」という「フルLTE」の特徴を表現するため、エビが噴射されるオリジナル調理装置を製作。あまりに一瞬で出来てしまうエビフライ。「どんな風に装置が働いていたのか」をスロモーションで見せることで視聴者が納得できるような動画になっています。

スローモーションは、「スーパースローモーション」または「ハイスピード」とも呼ばれる映像技法です。撮影する際にはハイスピードカメラなどを使用することが多いようです。

Motorolaの事例のように肉眼では決して捉えることのできない”瞬間”の世界をのぞく体験は、それだけで視聴者の好奇心をそそります。また、ドコモの事例のように実験結果などを伝える動画でもよく用いられます。

不思議な映像を作り出すバレットタイムの映像事例

車が通り過ぎるだけの映像もバレットタイムでメリハリのある映像へ

企業:ロールスロイス
製品:車

「ロールスロイス・レイス」のプロモーション映像では「バレットタイム」と「スローモーション」を効果的に組み合わせています。1分辺りから全体がスロモーションになり、ロールスロイス車が高速で移動するシーンがバレットタイムで表現され、車の美しさが際立つ演出となっています。

「バレットタイム」で、ファッションをよりスタイリッシュに演出

企業:SONY
製品:スマートフォン(Xperia Z)

SONYのプロモーション映像「Xperia™ Z Versus Fashion」では、ファッションデザイナーであるクリストファー・レイバーンのコレクションとのコラボレーションを行っています。キャットウォークの周囲に、螺旋状に設置された100台の「Xperia Z」が、モデルの動きを撮影していきます。「Xperia Z」は無線で制御されており、マルチアングルで収めた静止画を編集でつないでいくと、肉眼では見えない洋服の躍動的な動きが、スタイリッシュに浮かび上がります。

映画「マトリックス」で一躍有名になった、バレットタイム技法。被写体の周囲に複数のカメラを配置し、アングルを動かしたい方向にそれぞれのカメラを連続撮影し、編集で静止画をつなげる手法です。被写体の動きは時が止まっているのに、カメラは高速で移動しているため、視聴者が止まった世界の中を移動しているような不思議な映像を実現できます。

ロールスロイスの事例では普通に撮影をすれば「車が通り過ぎるだけ」の映像ですが、本技法を用いることで、その瞬間だけ時が止まったようなダイナミックな映像に仕がっています。バレットタイムというと人物や物体の周りにグルっと円を描くようなものを連想されがちですが、SONYのようなうねりを加えた配置にすることでまた面白い映像が実現できます。

まとめ

映像でも「リズム」を意識することが大切です。たとえば、メリハリのない文章を読んでいると、先に読み進めるのが難しいことはありませんか。

映像も同じで、シナリオがいくら素晴らしくても、抑揚のない映像では、視聴者も飽きてしまいます。「時間操作」は、強調したい部分の時間の流れを変えることで注目度を高めたり、時間を巻き戻すことで新たな事実がわかるようなストーリーを組み立てることで、元の映像に驚きやリズム、新たな意味合いを持たせることができるのです。

▼過去の映像技法特集記事

1.ストップモーション:http://www.movie-times.tv/purpose/buzz/5484/

2.タイムラプス:http://www.movie-times.tv/taste/novel/5855/

3.ワンカット:http://www.movie-times.tv/purpose/buzz/5973/

 

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