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クリエイティブ 2015年03月09日

「カワイイから」だけじゃない。動物の特性を上手く活用し、多くの人を魅了した動画事例集

キーワード: バズ/バイラル

2014年NFLスーパーボウルのCMでNo1に輝いたのは、「子犬」を主人公とするストーリーでした。また、自動車業界の最優秀広告に選ばれたCMの主役を務めたのは「ニワトリ」。さらにカンヌライオンズでは「猫」が主役のCMがゴールドライオンを獲得しています。

YouTube等の動画投稿サイトでは動物を撮影した動画の人気が高いことから、動物を登場させたPR動画が数多く投稿されています。しかし、「ただ出演させればいい」という訳ではありません。「動物が持つ特性」を上手く利用したアイデア作品が世界的に高く評価され、話題を集めています。
今回はそんなクリエイティビティに富んだ「動物が出演している動画」をご紹介します。

広告会社がしのぎを削るCMの祭典。優勝は「子犬の動画広告」

アメリカで1億人以上が視聴すると言われるスポーツイベント「スーパーボウル」。年間で最高視聴率を叩き出すイベントということもあり、各企業は毎年最大限のパワーを注ぎ、広告を出稿します。そんな中、2014年の視聴者投票で1位を獲得(※1)したのは、馬と子犬の友情を描いたバドワイザーの「Puppy Love」です。さらに、130万人以上がシェアをし、最もシェアされた動画広告にも輝きました。(※2)

再生数は5,000万回超を記録。その8割がTrueView等を利用した再生でない(※3)ことから、多くの人が自発的に動画を視聴したことが分かります。

一般的に、動物が出演する動画は話題を集めやすいというセオリーがありますが、単に動物を登場させればいいのではなく、バドワイザーのようにストーリーがあるからこそ視聴者は心を動かされます。また、その動物が持つ習性を利用することで、メッセージをユニークな形で伝えることも可能です。今回は、そんな動物たち出演する秀逸な動画をご紹介します。

ニワトリの知られざる特性を利用したクリエイティブな動画広告

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企業:メルセデス・ベンツ
目的:製品技術のPR

ニワトリの習性を見事に利用した、メルセデス・ベンツのプロモーション動画「Chicken」。頭の位置を固定しながら、自由自在に身体を動かすことができるニワトリを利用し、ベンツ社の技術による安定した乗り心地をアピールしています。

リズムに合わせて、前後、左右、上下といろんな方向に身体を動かすニワトリたち。しかし、頭の位置は常に固定されていることがわかります。首が許容する範囲であれば、身体を動かしても頭の位置は自然と同じ場所を保とうとするニワトリの習性を利用し、Sクラスから投入された新しい技術、「衝撃を吸収しフラットな乗り心地を実現する機能・マジックボディコントロール」をシンプルに表現しています。

▽シュールと話題の動画です

最初はドイツのTV-CMとして本国のみで放映されていましたが、インターネット上で話題になり、あっという間に再生数は1,100万回以上。話題性もさることながら、シンプルな表現で的確に機能を表していることが評価され、2014年のAuto Express Awardsの「Best Ad Campaign」部門にて優勝を果たしました。(※4)

エサにしか反応しない!?猫を上手く利用した動画広告

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企業:スキットルズ
目的:商品PR

イギリスのキャンディメーカー「スキットルズ」のプロモーション動画「Skittles Touch : Cat」。画面をタッチするという、変わったインタラクティブ性が話題の動画です。

画面に登場する、一粒の「スキットルズキャンディ」。“あなたの指で「スキットルズ」を押さえて”、という指示に従うと、画面がある家のキッチン風景に切り替わります。

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そこへ一匹の猫がやってきて、あなたが押さえているキャンディを美味しそうになめまわします。かわいい仕草に癒されていると、猫に扮した男性にもなめまわされてしまう、というゾッとするオチも笑えます。

▽実際に試してみてください

デジタルによるインタラクティブではなく、画面をタッチさせるというユニークな発想が話題を呼び、1万7千人以上にシェアされただけでなく、2011年のカンヌライオンズバイラルビデオ部門でのゴールドライオンをはじめ、さまざまな賞を獲得しました。(※5)

動物で表現することで、”より伝わるメッセージ”へ

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企業:グーグル
目的:Android(アンドロイド)ブランディング

犬と猿、猫と鳥、熊と虎など、異なる種類の動物たちがひたすらじゃれあうAndroidのプロモーション動画「Friend Furever」。「みんなちがうから、世界はたのしい。」というメッセージを、具体的な商品やサービスを使わずに表現しています。

グーグルは昨年末よりアンドロイドの世界観を伝えるため、「みんなちがうから、世界はたのしい。」というキャンペーンを行っています。日本でも、TV-CM 外部リンクや看板広告にてこのメッセージを発信しているのでご覧になった方も多いのではないでしょうか。

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耳当たりの良いメッセージは、反感は買いづらくとも、視聴者の心に深く刻みこむことは、容易ではありません。しかし本動画では、商品やサービスを一切登場させずに、一見仲良くなれそうにない、異なる動物たちが無邪気にじゃれあう姿を通して、視聴者に発見を与え、アンドロイドのコンセプト「みんなちがうから、世界はたのしい。」というメッセージを自然に伝えることに成功しています。

▽犬猿の仲と言われるけれど実際は・・・?

実際に、YouTubeでは1,200万回以上再生されており、「私たちは動物から学ぶべき多くのことがあるのね」といったコメントが寄せられています。※再生数:2015年3月現在

飼い主を待つ犬の姿が呼び覚ます、ドライバーの責任感

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企業:バドワイザー
目的:飲酒運転防止

アメリカのビールメーカー、バドワイザーが飲酒運転撲滅のために制作したプロモーション動画「Friends Are Waiting」。飼い主を待ち続ける犬の姿から、飲酒運転が引き起こす事故によって取り残される動物の悲しみを表現しています。

一人暮らしの若い男性と暮らす、一匹の犬。飼い主とはいつも一緒です。ある日、ビールを片手に友人たちと出かけてしまった飼い主を犬は悲しげに見送り、帰りを待ちます。
しかし、一晩たっても、飼い主の男性は帰ってきません。

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▽男性は無事帰ってくるのでしょうか?

本動画は飲酒運転防止のために制作されました。登場する犬は飼い主にとって大切な友人であり、「あなたを待っている、頼っている友人がいる。だから、家に帰るまでの計画はしっかりたてよう」と訴え、ドライバーに責任感ある行動を問いかけます。

また、本キャンペーンは21〜27歳をターゲットとしたため、ソーシャルメディア上でシェアされることを目標とし、オンライン以外の施策は行いませんでした。にもかかわらず、4日間で1,000万回を超える再生数を記録しています。(※6)

飼い主を待つ犬の寂しげな表情。人懐っこい犬の習性が見る人の心を揺さぶる動画です。

まとめ

動物を出演させる=単に再生数を伸ばすための手法のひとつとして捉えられがちですが、表現方法によってはメッセージの伝達性を高めたり、クリエイティブな動画の制作が可能なことが事例から分かります。また、言葉を使わずにその仕草、特性、ビジュアルなどで表現できることが多いため、国を超えたグローバルなプロモーションに向いている点もポイントです。

潜在的に多くの人々の心を動かすパワーを秘めている動物は、今後も様々な動画プロモーションで活躍しそうです。

 

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