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ケーススタディ 2014年10月24日

IKEAの動画マーケティングから見る、”IKEAが多くの人に支持される理由”

世界最大規模を誇る家具販売店のIKEAは、優れたマーケティング手法を世界中で展開しており、その中の1つとして動画を積極的に活用しています。

世界各国のIKEAがバラエティに富んだコンテンツを制作しており、ひとつの企業でも切り口を変えれば、多くの魅力を発信できることが分かります。
今回はそんなIKEAのウィットに富んだ動画をご紹介します。

世界37の国と地域に合計301店舗を展開し、世界最大の家具販売店であるIKEA(以下、イケア)。日本では2006年、千葉県船橋市に一号店がオープンし、国内でも「低価格なのにセンスがよい」と評判なのは皆さんご存知の通り。また、「顧客に家具を組み立ててもらう」など従来の家具店とはまったく異なるビジネスモデルで成功を収めています。

加えて、ユニークなマーケティング手法も有名です。たとえば実際の人間をセットに立たせた“生きた屋外広告”を設置したり、ショールームで"インテリアクライミング"を催したりと、斬新な広告戦略を取っています。

ikea

YouTubeでは世界各国のイケアがチャンネルを開設しており、全部で数千本もの動画がアップされていることからも、動画マーケティングに力を入れていることが伺えます。
そんなイケアの公式チャンネルから、注目したい動画を4つピックアップしてみました。

楽しいに+αの工夫!ミュージックPV風の動画

英国のイケアが制作したのは、『ワンルームほどの小さな家でも、イケアの家具を活用し、収納すれば楽しく生活できる。』ということを訴求している動画です。元々、英国の家がヨーロッパ他国と比べ、小さいことからこのような訴求ポイントになったようです。

舞台はある女の子が持つドールハウス。中に住む人形たちの楽しそうな様子がミュージックビデオ風に表現されており、広告というよりも楽しんで視聴できる動画になっています。

 

動画内では、コンパクトに畳める机や、ベッド下収納など、「狭い家をスッキリ見せる家具の使い方」が散りばめられています。

ikea

狭い家をドールハウスに見立て、音楽PV風に仕立て上げることで、楽しみながらも「家が小さい」という英国の人々の潜在的な悩みにアプローチしている動画に仕上がっています。

配信時期が鍵!Appleのパロディ動画

シンガポールのイケアは、紙の無料カタログをカタログデバイスに見立てた動画を制作しました。なぜそんなアプローチをしたのでしょうか。デジタルデバイスが好きな人は、動画を見ればピンとくるはずです。

 

聞き覚えのあるピアノの旋律、真っ白な背景、デバイスの素晴らしさを語る開発者…そう、有名なAppleの商品紹介シリーズをパロディにしたのです。

「充電ケーブルは不要、バッテリーは無限」「タッチスクリーン(ただの紙面)を指でドラッグするだけでページを前後」など、ネタ元をうまく取り入れたユニークな表現にセンスが光ります。

ike_bookbook

イケアは38カ国、27言語ものカタログを年間約2億部も印刷しており、紙のカタログをマーケティングツールの1つとして積極的に活用しています。紙のカタログをデジタルデバイス風に紹介することで、紙のカタログでも十分に満足できることが伝わってきます。

この動画は2014年9月に公開され、たった1ヶ月で1,200万再生を超えるほどのバズ動画となりました。ちょうどこの頃はiPhone6発売間近。話題がホットな時期にこの動画を配信したことも多くの人に注目された1つの理由でしょう。

消費者を巻き込む「イケアホームツアー」シリーズ

アメリカのイケアが配信しているのは「IKEA Home Tour」。汚い部屋をカタログのモデルルームのよう変貌させる5分程度のシリーズ番組です。

 

一般募集で集められた人々は、物が多くて部屋が片付けられないなどの問題を抱えています。そこでイケアの専門スタッフが、イケア商品で部屋を模様替え。CMというよりもテレビ番組をWEB上で見やすいようコンパクトにまとめたコンテンツになっており、視聴者が楽しみながら見ることができます。

ikea_hometour

また動画内で使用された商品はYouTubeチャンネル内で閲覧したり、直接イケアのサイトにアクセスし、購入することも可能。テレビ的なコンテンツでありながらも、WEB番組ならではの”ネットの強み”もうまく融合させた見事な動画です。

製品に込められたメッセージを伝えるショートフィルム

スペインのイケアが作ったショートフィルム「Start something new(新しいことを始めよう)」 では、一人のおじいさんの日常が、ある“きっかけ”で変わる様子が描かれています。

毎日同じ公園の同じベンチに座り、鳩にエサをあげるおじいさん。何か起こるわけでもなく、平凡な日々を過ごしています。

IKEA_new_01

ある日いつものベンチに行くと、他の人が座っていたため、彼は折りたたみ椅子を持って公園の別の場所に移動しエサをあげました。いつもと違う行動をしたことがきっかけで、エサやりの行動範囲が少しずつ広がっていきます。

IKEA_new_02

さらにおじいさんは退屈な日常から脱するため、折りたたみ椅子とともに旅に出ます。ヒッチハイクやキャンプ、ギャンブルなどエキサイティングな体験をし、世界中の人と交流しました。相棒の折りたたみ椅子はもう傷だらけです。

ikea_new

旅から帰り、通っていた公園に向かうと、以前と同じように老人たちが鳩にエサをあげています。おじいさんは「次に人生を変えるのは君たちの番だ」と言わんばかりに、ボロボロの折りたたみ椅子を彼らの前に起き、イケアに向かったのでした。

IKEA_new_05

「新しいことを始めれば人生はより楽しくなる」というメッセージを、旅が進むにつれどんどん明るくなるおじいさんの表情で表現しています。

 

何もしなければ何も変わらないが、環境を変えれば何かを始めるきっかけができる。イケアのインテリアはそのきっかけになることを視聴者に伝えています。

企業のビジョンをマーケティングに反映させるイケア

イケアは「より快適な毎日を、より多くの方々に」をビジョンにしており、マーケティングにもその考え方を反映させています。イケアのコーポレートサイトには、マーケティングについて、このように書かれています。

quote 私たちにとってのマーケティングとは、「イケアが一体何を提供できるか」を多くの人に説明できる機会を与えてくれるものです。その土地に住む人々に快適な毎日を届けたい。それが世界中にある支店にマーケティング部門が存在する理由です quote-end

quote 私たちは常に、イケアの価値観を反映しつつ人々のインスピレーションを刺激するような、ほかとは一線を画したコミュニケーションを目指しています。ビジュアルにも文章にも、ユニークなイケアらしさがあるのです quote-end

この言葉通り動画は様々な切り口で制作され、子どもから大人まで、世界中の人々が楽しめるようなコンテンツとなっています。
イケアは、視聴者が楽しいと思うコンテンツ作りを徹底し、イケアのある生活が顧客に何をもたらすかをうまく表現しています。商品の紹介のみならず、”人々の生活をより快適にしたい”という想いが上手く表現されていることが、イケアが多くの人に支持される理由ではないでしょうか。

 

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