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クリエイティブ 2013年12月16日

IEが萌えキャラ“藍澤祈”に!アニメ−ション動画に込められたIEの「祈り」とは?

Microsoft(以下、マイクロソフト)社はInternet Explorer(以下、IE)のプロモーションの一貫として「昔とは違う!進化したIE」を見せています。

その手法とは、IEを擬人化し、キャラクターとしてデザインし、アニメにするというものです。なぜIEはこのような方法をとったのでしょうか?

IEの擬人化キャラ「藍澤 祈」が本格的アニメーションに

マイクロソフトは、IE11の公開に併せて、アニメキャラクター「藍澤 祈(あいざわ いのり)」が出演する動画を公開し、話題となっています。

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動画は、IEの化身となった藍澤 祈が、Windowsロゴデザインのコスチュームや「SmartScreen」シールドを身に着け、インターネットの闇と戦う様子を表現し、その後どうなるのか?というところで「つづく」という文字という文字を残して終わっています。

▼実際のアニメーションはこちら

「藍澤 祈」の公式Facebookページよると、誕生日はIEがリリースされた1995年8月16日で身長は162cm、血液型はA型です。
好きなものはネットサーフィンやHTML5で、嫌いなものはマルウェア、ネット上でのいじめと、細かい設定がされており、アニメファンの興味を引く内容になっています。

初めは公式キャラじゃなかった!「藍澤 祈」誕生秘話!

藍澤 祈が生まれた、そのキッカケは、「DannyChoo(ダニー・チュー)氏の1つの投稿から始まった」と藍沢祈、生みの親のデザイン会社「Collateral Damage Studios」のブログ内で語られています。

日本の文化を世界に発信し紹介しているDanny Choo氏。彼は経済産業省クリエイティブ産業国際展開懇談会の一員でもあり、Facebookページには36万いいね!がつくほどの影響力を持っています。

そのDanny Choo氏がFacebookにこんなポストをしました。

IE_02

「Safari、Chrome、Firefoxのどれを使っている?」との問いにいくつもの返答が・・・。しかしご覧のとおり、IEは蚊帳の外です。

そんな状況を見た「Collateral Damage Studios」のデザイナー達は、醜いアヒルの子の物語とIEを重ね合わせました。「見向きもされない”仲間はずれの不器用な醜いアヒルの子”が、成長し変化を遂げることによってヒロインになる」

その物語を藍澤 祈のキャラクターに反映させ、誕生したのが生まれ変わったIEを表す「藍澤 祈」なのです。

IE_03

「藍澤 祈」を作成後、FaceBookページにてキャラクターを公表すると、ユーザーからは、良い反響が非常に多く寄せられました。そして、その評判はじわじわと広がり、Microsoftの関係者から「藍澤 祈をInternet Explorerの公式マスコットに採用したい」という申し入れを受けるまでになったのです。

ちなみに、マイクロソフトが製品のキャラクター化を行ったのは今回が初めてではなく、今までもマイクロソフトのアジア法人が擬人化を度々行っています。たとえば、Windows7のプロモーションとして登場したのが、「窓辺ななみ」。

声優は水樹奈々さんが務め、窓辺ななみ名義のキャラクターソングが77777本限定で作られるなど、かなり話題になったキャラクターです。

nanami

また、マイクロソフトの台湾法人は、「藍澤 光(あいざわ ひかる)」というキャラクターを生み出しました。
彼女はマイクロソフトシルバーライトの擬人化キャラクターで、名前から分かるように今回誕生した藍澤 祈のいとこです。キャラクターの完成度の高さで、日本のネット界でもかなりの注目を集めました。

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この例からも分かるように、マイクロソフトは度々、擬人化キャラクターによるプロモーションを行ってきました。

しかし、今回の「藍澤 祈」に関しては、アニメファンから生まれたキャラクターのイメージを活かし、本格的なアニメを制作し、「進化したIE」というイメージを作り上げている点が今までとは一味違うのです。

失われたシェアを取り戻せ!IEの擬人化プロモーション

かつて、IEは「ブラウザといえばIE」というほど、圧倒的なシェアを誇っていました。
しかしながら、拡張機能や操作性、スピードの問題で新たに登場してきた次世代ブラウザにどんどんシェアを奪われていきました。

2008年には70%近くあったシェアも2013年には20%代に落ち込んでいる

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このような状況を受け、IEは失われたシェアを少しでも取り戻すために、様々な施策を繰り広げています。

藍澤祈をはじめとしたアニメキャラクターによるプロモーションも、そのひとつでしょう。特に、次世代ブラウザをより使用していそうな”PCリテラシーが高く、ネット利用の時間が長い人々”、そして”ネットをよく使う人々の中にはアニメを好む人が多い”傾向を上手く活かし、アニメが好きなターゲットユーザーに響くコンテンツを作り上げたように見て取れます。

実際に、特にアジア圏ではアニメーション化が好意的に受け止められ、効果的なブランディング方法だったと言えます。

さらに、「藍澤 祈」では今までの擬人化とは異なり、ストーリー性のあるハイクオリティの”アニメーション”を作ることによって、「IEブラウザの進化」をアニメ好きの人々を中心とした視聴者に感覚的に伝え「無機質」なブラウザから「応援したくなる製品」へと製品のイメージを変えることに成功したのではないでしょうか。

 

[参考]

藍澤祈 公式Facebookページ

https://www.facebook.com/internetexplorertan

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