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ノウハウ 2014年11月05日

スマートフォンサイトで動画を使うことを提案する前に必ず目を通しておきたい注意点(iPhone/Android)

キーワード: モバイル 動画広告

WEBサイトでの動画の利用が一般的になりつつある昨今、PCサイトだけではなくスマートフォンサイトでの動画利用のニーズも増えてきました。

今回は少しわかり難いスマートフォンサイトでの動画再生に関する仕様や、気をつけなければならないポイント、出来ること出来ないことなどをiOS/Android の両OSでまとめてみました。

スマートフォンでの動画閲覧が今後急増する見込み

先月、サイバーエージェントが発表した調査によると、2013年には153億円だった動画広告市場規模は、今年2014年には311億円になり、2017年には880億円にまで成長する見込みとのことです。また、880億のうち「半分以上をスマホ向け動画広告が占めるようになる」見込みとのこと。(PC:スマホ=425億円:455億円)

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さらに全世界を対象にしたOoyala社の調査では「携帯端末でのオンライン動画の視聴は2016年初頭までには全オンライン動画視聴の半分以上を占める」との予測も出ています。

これらのデータから見て取れるように、今後はWEBのみならず、動画に対しても「スマートフォンでの閲覧」を念頭におくことが重要になってきたと言えるでしょう。

はじめに気をつけなければならないこと

スマートフォンで動画を扱う上で最初に考えなければならないのは動画の容量です。通信技術が発達したことで通信速度が速くなり、ストリーミング再生などの手法も確立されてきているとはいえ、まだまだ完全にストレスなく動画を視聴できるとは言いにくい状況です。

また、日本のキャリアのデータ通信には今のところ多くの場合で月間7GBの制限が存在する為、容量の大きい動画を再生させることには非常にセンシティブな問題であり、1ページあたりに使う動画の数やその長さには細心の注意を払う必要があるでしょう。

mobilead

具体的にはスマートフォンで再生させる動画のサイズはフルHDなどの大きさにせず視聴に十分程度なレベルの大きさにし、また容量を優先する為に画質も抑えたものや、見せる部分を限定したショートバージョンなどを用意するのが親切だと言えるでしょう。

容量は数メガバイト程度を基準とし、もちろん、より良い通信環境では元の長さや画質で見てもらえる様にきちんと導線も設置しましょう。

動画を再生させる一番簡単な方法

スマートフォンで動画を再生させる一番簡単な方法はYouTubeを用いる事です。身も蓋もない提案に聞こえるかもしれませんが、各端末に最適な配信をYouTube側で行ってくれるので、提供側はYouTubeに任意の動画をアップロードし、発行される埋め込みタグをページ内に記載するだけでいいというのも何よりも手軽です。

youtube

しかしながら、なんらかの理由でYouTubeが使えない場合は、サイト側で動画再生の仕組を用意することが必要になりますので、その場合に必要な情報をまとめてみました。

動画の形式について

結論から書きますと、iOS・Androidの両方で動画を再生させるとすると、動画形式は必然的にmp4(コーデックはh.264)が条件となります。

これは、iOSで扱える動画の形式が、m4v、mp4、3gp、mov、qtであるのに対し、Androidで扱える形式が3GPP、mp4、WebMであることから、その共通項であるmp4を選択するのが妥当であり、またmp4自体が決して特異な形式ではなく幅広く使われている形式であることも理由の一つとなるでしょう。

POINT

動画形式は特別な理由がない限りmp4にした方がよい

スマートフォンサイトでのページ内再生は限定的と考える

動画を用いたPCサイトでは、動画をページに埋め込み、ページ内で再生させ、動画と連動して何か仕掛けを施す事が可能ですが、スマートフォンサイトではページ内での動画の再生は難しいと考えた方が賢明です。

特定の機種や環境、動画の形式などの条件が揃えばページ内での再生も可能な様ですが、その様な狭いターゲットのみに有効な仕掛けをするのは本来の目的から遠く離れてしまうと思われます。

また、動画の再生をページ内で行うか、別の動画再生用のアプリケーションで行うかをユーザー側で選択する事も可能な場合も多いので、通常は動画専用のプレイヤーが立ち上がり、全画面表示で動画が再生される事を前提とした企画を考えるのが良いと思われます。

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しかしながら、それでもブラウザ内で再生させる事が必要な条件である場合、デバイスを限定したり、デバイスごとに表示を振り分けたりすることで実現可能なケースもあります。

例えばAndroid4.x以上の端末や、iPadであればページ内での再生が可能です。それ以外でも、通常はiPhoneでページ内再生は出来ませんが、iPhoneだけはアニメーションGIFやアニメーションPNGなどを用いて、疑似的に動画を表現する事も可能なので、デバイスごとに最適な“動画”を用意し、表示を分ける事が出来れば目的を叶える事は可能かもしれません。

昨今では動画からアニメーションGIF(PNG)を作成できる様なソフトウェアも増えてきましたので、今後はこのような対応も当たり前になってくるかもしれません。そしてこのような手法をもっと簡単に導入する為の、自動再生やページ内再生用の新たな動画のコーデックと操作用のライブラリが既に生まれていますし、今後も増えて行くのではないでしょうか。

POINT

全てのスマートフォンに同一の手法でブラウザ内で動画を再生させるのは難しいが、工夫によって実現する事は可能

セキュリティの問題で自動再生が出来ない

PCサイトでは映画のトレイラーサイトなど、ページを開いたら自動で動画が再生されるサイトも増えてきました。しかしながらスマートフォンサイトで同じ様に自動再生させるのは無理だと考えましょう。これは前述したパケット7G制限の問題もあるのだと思いますが、もう少し重要な問題として「ユーザーが何もアクションをしていないのに勝手に何かが起こる」のはセキュリティ的な問題があるのです。

autoplay

考えて見れば、ページを開いただけで勝手に何か良くわからないファイルをダウンロード(※)させられるのは決して喜ばしい事ではないでしょう。しかもそれが大容量のファイルとなれば尚更ですし、何かしらの脅威を持ったものであれば目も当てられません。

少し前のバージョンのiOS(safari)などでは自動再生を可能にする方法もあった様なのですが、自動再生させる事で急に音が出るなど、「本当にユーザーに好まれるコンテンツになるのか」を考えれば、自動再生をさせないでも良い見せ方を考える必要があると思います。

これらの具体的な解決策としては、まず音声の問題であれば音声の入っていない動画、テロップ付の動画を別途用意したり、音声がどうしても必要な場合は音が出る旨を注記すれば良いでしょう。
自動再生の問題であれば、自動再生自体が叶わなくても、ユーザーが再生ボタンを自然とタップしたくなる様な訴求や仕掛けを行う事で、自動再生よりも高い効果を得られる場合もあるでしょう。

※ダウンロード配信:全ての動画をダウンロードした後、再生が可能になる形式。詳しくはこちら

POINT

動画の自動再生はセキュリティの問題や音声の問題がある事を認識しましょう

まとめ

いかがでしたでしょうか。これらの注意点を把握して気をつけさえすれば、スマートフォンサイトでの動画の再生は怖くありません。情報量の多い動画だからこそ伝えられる事や、他との差別化など、動画の効果は計り知れません。

提供側が動画の視聴を押し付けるのではなく、ユーザーにとって本当に必要なコンテンツは何なのかを一度しっかりと考えたうえで、動画の利用を考える必要がありそうです。

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