動画マーケティングの最新情報|movieTIMES ムービータイムス

movieTIMES ムービータイムス 映像制作の株式会社LOCUS

クリエイティブ用途別・業界別 2013年12月06日

つまらないものをおもしろく。”見たくなるコンテンツ”に進化した、機内安全ビデオ集!

飛行機が離陸する際、機内に必ず流れるのが非常口の説明などをする「機内安全ビデオ」。
どの航空会社も、毎回お決まりの内容をお決まりの文句で説明しているので、「また同じことを」と感じ、見るまでもないものと思っている人も多いでしょう。

しかし、そんな常識を覆す、「おもしろい機内安全ビデオ」を流している航空会社もあります。退屈なはずの機内安全ビデオを、「乗ったら見てみたい動画コンテンツ」に進化させたその内容に注目です!

ホビットと学ぶ機内安全[ニュージーランド航空]

ユニークな安全ビデオといえば、ニュージーランド航空です。
YouTubeが普及し始めたころから、アニメを使ったり、機内をディスコに変えた映像を公開するなど、おもしろ機内ビデオの火付け役です。

2012年に公開された「思いがけないブリーフィング」編 は、映画『ホビット 思いがけない冒険』と タイアップして制作されました。

始まりは光の中から一人の女性が現れます。映画の登場人物アルウェンのようなこの女性が、フライトアテンダントとして機内安全について説明をします。

AirNewZealand04

機内で女性に見とれつつ説明を聞いているのは、ホビットたち。

AirNewZealand05

「緊急事態が発生した時には前傾姿勢を取ってください」という説明を聞いて、前屈みになった男性が、フロアにどこかで見たような指輪が落ちているのを発見。

すると、持ち主の手が伸びてきて、拾います。なんとその乗客は監督のピーター・ジャクソンです。

AirNewZealand03

この機内ビデオは映像自体も”ホビットの世界”を細部にわたって再現しており、人々の注意を惹きつけるのに充分な内容ですが、乗客が何回見ても飽きないように、さらに“ある工夫”が隠されています。

その工夫とは、機内安全ビデオ内で出てくる、キーワードの回数を数えて応募すると、ニュージーランドまでの航空券や映画「ホビットの冒険」のプレミア試写会のチケットが当たるというものです。

AirNewZealand06

たとえ内容を覚えてしまったとしても、キーワードを探すために、繰り返しビデオを見ようと思える仕掛けになっています。

ニュージーランド航空機内安全ビデオ「思いがけないブリーフィング」編

歌って踊る機内安全ビデオ[ヴァージン・アメリカ]

最近話題となっているヴァージン・アメリカの機内安全ビデオ。36人のダンサーがキレのあるダンスで安全ガイダンスを行います。

たとえば、酸素マスクの装着の方法は、女の子がラップでリズムよく解説しながら教えてくれます。

va1

また、ライフジャケットの着方は、ビシッとスーツを着こなした男性達がキレキレのロボットダンスをしながら実演してくれます。

va2

緊急時の避難通路は、ブレイクダンサーが腕だけで進みながら、紹介します。

va3

このように、ヴァージンアメリカではまるで音楽PVのような仕上がりになっています。

Virgin America Safety Video

クリスマス仕様の安全ガイダンス[デルタ航空]

航空会社最大手のデルタ航空は、ハロウィンの日にはフライトアテンダントが魔女の帽子を被ったり、バレンタインデーには乗客にチョコを配ったりするなど、他の航空会社と比べ、季節感を大切にしていることが特徴です。

最近、公開された機内安全ビデオも近づくクリスマスに向けた、季節感に溢れるもので、それぞれの安全項目の説明に出てくるものが全て“クリスマス仕様“なのです。

たとえば、「離着陸の際には、荷物を座席の下へ置いてください」という説明の際には、クリスマスプレゼントの箱をしまっています。

del1

また、「電子機器等の電源をお切りください」という場面では、女性乗客がイルミネーションのコンセントを抜きます。

del2

締めくくりには、男性フライトアテンダントが「さらなる説明は備え付けのしおりをご覧ください」と述べ、そのしおりを赤い靴下から取り出して見せます。

del3

Delta's Holiday In-Flight Safety Video

子供たちが楽しく見られるアニメーションビデオ[エバー航空]

台湾のエバー航空はオペレーションシステムや、機内のアメニティにハローキティのキャラクターを用いるなど、子供たちにスポットを当てている会社です。
そんな同社は子供でも楽しめるフルアニメーションの機内安全ビデオを制作。会社のカラーを出しています。

eva1

エバー航空A330-300機内安全のご案内

ユニークな安全ビデオが航空会社のブランドイメージを作り出す

4つほどユニークな機内安全ビデオを紹介しましたが、冒頭で紹介したニュージーランド航空は、ずいぶん前からユニークな方法で機内安全ビデオを制作しており、そのバリエーションには驚かされます。

出演者全員が裸にボディペイントをして案内をしたり

AirNewZealand02

フィットネスクラブ風に解説したり・・・

AirNewZealand01

その他にも手描きスケッチで安全項目を説明、大自然の中で機内安全の説明をするなど、その工夫の仕方は群を抜いており、人々をいつも楽しませてくれます。

退屈でつまらなくなりがちな機内安全ビデオのような映像でも、工夫次第で人々の注意を惹き、楽しませることができるのです。

さらに、本来は飛行機内でしか流れることのない「機内安全ビデオ」をYouTubeで公開することによって、各々の「航空会社の特徴」を顧客以外の人々に伝えることができます。

多くの人は、行き先が同じであれば、価格が安い航空会社を選びがちで、航空会社間で金額面以外での差別化要素を作るのは容易なことではありません。
しかし、こうしたユニークな安全ビデオというアプローチによって、事務的でお決まりの機内安全ビデオを「見たくなる」コンテンツに進化させることで、各航空会社の「色」を出し、ブランドイメージを醸成することで、価格以上の付加価値をつけることができ、飛行機を利用としようと考えている人々の新たな判断材料選択肢に加えさせるわることができそうです。

航空会社が機内安全ビデオにエンターテイメント性を加えて「色」を出したように、もし身の回りに当たり前のように使っている動画があれば、もう一度それに注目し、そこに何か新しいエッセンスを加えることで、新たな差別化要素を生み出す武器とすることができるかもしれません。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

動画制作×動画マーケティングにお困りならLOCUSへ

株式会社LOCUSでは大手企業から新進ベンチャー企業まで、1,500社以上の動画マーケティング支援を行っています。

幅広い用途や、多種多様な表現手法が揃う動画制作実績もご覧いただけます。

Page Top

ご相談/見積依頼はこちら ▶