動画マーケティングの最新情報|movieTIMES ムービータイムス

movieTIMES ムービータイムス 映像制作の株式会社LOCUS

インタビュー 2013年07月31日

【インタビュー】まるで洋画?!ちょっと変わった”会社紹介映像”の制作ウラバナシ

近頃、映像の活用シーンが増えてきたからこそ、
企業の抱える課題、映像を使用する目的を明確にして制作に取り組むことが重要となってきています。

今回ご紹介する「株式会社八光オートメーション様」(以下、八光様)は、とてもユニークな会社紹介映像を公開しています。
一体、どんな点がユニークなのでしょうか?
そして映像が出来上がるまでにどのような課題があり、その課題を乗り越えていったのでしょうか。
担当者の方にお伺いした実録ドキュメンタリーです。

八光様は福岡県に拠点を構える、工場生産設備・空調・熱源の制御や検査、計測装置、電子機器の開発を行う会社です。

八光様のWEBページにて活用されている、会社紹介映像はドキュメンタリー形式で、英語のナレーションに日本語字幕、まるで洋画のようです。

実は、この一風変わった会社紹介映像には会社の抱える課題を解決するための工夫が数多くあります。

今回の記事では、実際に八光様の映像を制作した株式会社ケセラセラジャパン様(以下、ケセラセラジャパン)のプロデューサー、植木様から直接、ウラバナシをおうかがいすることができました!

※以下、敬称略

企業が抱えていた課題

WEBリニューアルを考えていた八光。そのプロジェクトを任されたのが、ケセラセラジャパンの植木氏でした。

WEBリニューアルでの当初の課題は以下のようなことでした。

<八光が抱えていた課題>

  • ・秘密保持契約(NDA)の関係で事例掲載ができず、業務内容がわかりにくい
  • ・BtoB企業であり、メーカー系の八光は、かっちりとした印象になりがちで面白みが伝わりづらい

その課題をどのように解決しようかと植木氏は悩みました。業務内容は少し馴染みのないもの。けれど事例紹介もできない。また、普通に説明をするだけでは堅いイメージになってしまい、面白くない・・・。
そして、最終的に行き着いた結論が”動画を使って本当の「八光」の良いところを伝える”という方法でした。

課題解決の手段として辿り着いた「映像」

「映像はコミュニケーション。」

映像の持つ情報量の多さ、イメージを正確に伝えることができる力を利用すれば、問題が解決できるのではないだろうか。

八光自身も、製品のリニューアルなどを頻繁に行っていなかったため、新規顧客を取り入れるためには新しいPR方法が必要でした。

こうして、映像の持つイメージを伝える力とまだ国内においては新しいPR方法とされていることに注目した植木氏は、映像の導入を決めたのです。

映像内容は粘り強くヒアリングすることから見えてきた

映像を導入する方向性は決まりました。しかし、問題はどのような映像を作るかです。

そもそも映像は表現をするためのツールであって、“何のために、何を伝えるか”があって、初めてその力を発揮します。

単なるサービスや会社の製品PR動画では面白くないと考えた植木氏は、まずは“何を伝えたいのか、何を伝えるべきなのか”を定めるべく、八光ならではの強みや魅力を明確にすることから始めました。

先ずは経営幹部にヒアリング。すると見えてきたのは、メーカーとしての技術力や開発力はもちろん、何よりも彼らが一番大切にしているのは「人間力」でした。

  • 「早急にシステムを完成しなければいけない」
  • 「急なトラブルで依頼先を替えざるを得なくなった」

など、クライアントが本当に困った時に頼ってもらえる存在であることが、彼らの誇りであり、実際にクライアントからもそういった依頼を数多く受けているといいます。

hakkou01

また植木氏は経営幹部へのヒアリングに加え、現場の声である社員にアンケートを実施しました。

するとそこから見えてきたキーワードも「諦めない精神」「粘り強さ」「考え抜く力」「NOとは言わない」「言われたもの+αができる」など、やはり「人間力」そのものでした。

課題に合わせて考え出した様々な工夫

『クライアントの課題解決に向けて、諦めることなく全力で取り組むことができる。そんな八光で働く人々の「人間力」にスポットをあてたい。』

『形のない「人間力」を伝えるには、実際に「人」を登場させ、よりリアルに感じられるドキュメンタリー形式がベストである。』

ヒアリングを受けて、そう決断した植木氏は、ちょっと珍しいドキュメンタリーテイストの会社紹介映像の制作に踏み出します。

しかし、ドキュメンタリーという形式は固まったものの、次に「人間力」というテーマを伝えるためには、まだいくつかの問題が存在しました。

<映像製作時に抱えていた課題>

  • ・写せるものが限られており、動きの少ない地味な映像になってしまいがち
  • ・離脱率を気にした短い映像が世に溢れる中、ストーリー仕立てにして伝えるにはどうしてもある程度の長さを覚悟しなければいけない
  • ・出演者は実際の八光のスタッフであり、出演にも慣れていない

ドキュメンタリー形式の映像制作ならではの問題です。

それでも目の肥えた視聴者に対して飽きずに見てもらわなければ、本当に伝えたいことは伝わらない。

その課題に合わせて、植木氏は様々な工夫を考え出します。

【工夫その1】リアルなストーリー展開

「人」を登場させ、とことんリアルに近づけることによって「八光がどういう状態で依頼を受け、どういった対応ができるのか」ということが上手く伝えられると考えました。

point01

1本の電話から始まる案件の流れを追うとともに、各場面に説明を加えることによって、初めて見る人に対してもストーリーを追いながら業務内容を理解できるようになっています。
さらに、映像の随所に、立ちはだかる困難に対するスタッフの思いを散りばめることによって八光のメインテーマ、「人間力」が伝わる映像となっています。

【工夫その2】英語のナレーションと日本語字幕

日本語のナレーションでなく、英語のナレーションと日本語字幕を採用しました。これは視聴者自身が意識的に字幕を目で追い、理解しようとする心理を利用しました。
あえて視聴者の自主的な行動を促すことにより、印象に残りやすく最後まで見てもらうための工夫をしています。

point02

また、英語のナレーションを導入したことによって、海外数カ国からのお問い合わせが増加。海外展開を考えていた八光にとって海外のお客様から認知されるといった、いい結果を生み出しました。

【工夫その3】スピード感を意識したカメラワーク

業務内容の関係上、どうしても動きのない被写体中心となってしまうため、単調な映像になってしまいます。

また、物語形式を選んだ以上、ある程度の長さは覚悟しなければなりません。そこで、視聴者を飽きさせないために、撮影時の場面の切り取り方などを上手く利用、動きを積極的に取り入れスピード感を意識した映像を制作しました。

point03

目的は映像を使うことではない。「何を」「どうやって」伝えるか。

自分たちの直面する様々な課題をしっかりと意識し、それに合わせて、解決するための方法を模索する。

よく映像の強みは「情報量」だと言われますが、映像を使うこと自体が目的ではありません。何のために、誰に対して、何を伝えるのか。そしてそれをいかに伝えるかという、あくまで手段なのです。

八光の課題をきちんと意識したからこその映像の選択、そして伝えたいことを明確にしたからこそ、このような表現方法や手段に辿りつき、出来上がったものがこの映像なのです。

YouTubeなどの動画サイトの盛り上がりやタブレット端末の登場により、映像分野はさらに勢いを増しています。そんな中、自分たちの制作目的を果たせるような映像こそが、意味のある映像といえるでしょう。

そのためにも、どうして映像を作るのか、映像のどんな部分が生かせるのかを私たちはしっかりと考える必要があります。そして、その映像のもつ豊富な情報量を生かす力をうまく利用することが、今後のweb動画の活用において重要なポイントになるのかもしれません。

 

[協力]

八光オートメーション株式会社
http://www.hacmat.co.jp/

株式会社ケセラセラジャパン
http://www.queserser-j.co.jp/

 

▼今回、取材にご協力頂いた植木様

uekishi

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

動画制作×動画マーケティングにお困りならLOCUSへ

株式会社LOCUSでは大手企業から新進ベンチャー企業まで、800社以上の動画マーケティング支援を行っています。

幅広い用途や、多種多様な表現手法が揃う動画制作実績もご覧いただけます。

Page Top