動画マーケティングの最新情報|movieTIMES ムービータイムス

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テクノロジーナレッジ 2016年01月06日

今、話題の”ライブ配信動画”を知る!ーー活用メリットから最新事例、各プラットフォーム情報まで

昨年はライブストリーミング動画配信関連のニュースが多く流れました。特に12月にFacebook、LINEなどの代表的プレーヤーからのリリースが相次いだこともあり、今年、非常に注目が集まっている分野の1つと言えます。

そこで今回はライブストリーミング配信動画の最新情報を特集。マーケティングへの活用法や最新事例もご紹介します。

Twitter社が昨年3月にリリースした、ライブストリーミング配信動画(以下、ライブ配信動画)アプリ「Periscope(ペリスコープ)」は、リリース後10日間で100万ダウンロードを達成し、先にリリースした人気アプリ「meerkat(ミーアキャット)」を抜く勢いだと話題になりました。そしてFacebookも12月にライブ動画配信機能をローンチしています。

国内では4月にTwitCastingのユーザー数が1000万人を超え、年末にはLINEがLIVEアプリをリリースするなど、日本でもライブ配信動画の話題が盛り上がりを見せました。

ライブ動画配信が手軽にできる環境が整ってきた今こそ、改めて考えたいのがマーケティングへの有効活用です。本記事ではライブ配信動画のメリットや、一歩先を行く海外企業の活用事例をご紹介いたします。

ライブ配信動画のメリット

まず、企業がマーケティングにライブ配信動画を活用する主なメリットを3つ挙げます。

エンゲージメントを高める

近年のライブ動画配信では、コメント欄などで視聴者の反応を見られることがほとんどです。このような機能を利用すれば、リアルタイムに視聴者とコミュニケーションがとれるため、視聴者のエンゲージメントを高めることができます。
また、ライブ配信動画は強制視聴ではなく、ユーザーの能動的な行動によって視聴されるため、強制視聴の広告とは異なる文脈でのコミュニケーションをとることができ、長時間の視聴や完全視聴を期待できます。加えて、編集ができないことによるコンテンツへの信頼性の高さも利点と言えます。

配信コストが安い

ここ数年でモバイル端末やウェブカメラを使用した配信が主流となり、スマートフォンやPCさえあれば、誰でも気軽にライブ動画配信ができるようになりました。つまり、高額な機材を使用しなくても全世界に安価でライブ映像を配信することが可能になったのです。
また、”ありのまま”を配信すること自体が価値とも言えるライブ配信動画は、大きな予算や時間をかけて作り込むブランディング動画などとは性質が異なり、工夫次第でコンテンツにかかる費用を抑えることができます。

メッセージやストーリーをコントロールできる

ライブ配信動画を通したリアルタイムコミュニケーションの強みとして、視聴者のリアクションに応じてその場でストーリーや台本を変更できるという点も挙げられます。視聴者の反応次第で臨機応変に対応していくことで、その時だけの希少性の高いコンテンツになることでしょう。

意外と幅広い!活用シーンと最新事例

それでは具体的にライブ配信動画をどのような用途で使うのが有効なのでしょうか? いくつか汎用的な例をご紹介しましょう。

・イベント(音楽ライブ・ファッションショー・記者会見など)

イベントはライブ配信用にコンテンツを作成する必要がなく、撮影するだけで世界中にコンテンツを配信することができます。

・アナウンスメント(新製品の発表やセール情報など)

お知らせの要素が強いものは手軽に配信できるライブ動画と相性が良いと言えます。

・インタビュー

著名人や企業の人へのインタビューでは、リアルタイムで質問を受付け、その場で回答するといったやりとりも行うことができます。

・セミナー(ウェビナー・説明会など)

インタビューと同様、リアルタイムで質疑応答が行うことで理解や信頼度を高めることができます。またセミナーに来場できない人へのフォロー策としても有効です。

・施設紹介/案内

施設の紹介では、視聴者から知りたいとリクエストのあった部分を特に詳しく説明するといった使い方も可能です。

・カスタマーサポート

パソコンの状態や製品の使い方など、言葉だけでは難しい説明でも動画であれば直感的に理解することができます。

以上のように、さまざまなシーンで活躍できるライブ配信動画ですが、海外ではペリスコープを活用したマーケティングが盛んに行われています。いくつかの事例からその活用方法と効果を見てみましょう。

General Electric:施設紹介

General Electric社は(以下、GE)は昨年7月にミレニアル世代をターゲットに“Drone Week” を開催しました。
これは、同社がアメリカ各地に保有する施設紹介動画を、ペリスコープを通して5日に渡って配信するという試みで、配信される映像はすべてドローンが撮影しています。
ライブ配信アカウントとは別に、スタッフによるアカウントも作成。こちらでは、ライブ配信動画を解説するような形で動画が配信されました。

テキサスの施設を配信した日には、6,500人ほどのファンが動画を視聴。
同社の壮大な施設をドローン撮影による迫力満点の映像で届けるというキャッチーなスタイルで企業の透明性を訴求し、ミレニアム世代へのエンゲージメントアップを狙いました。

Doritos:新製品キャンペーン

Doritosはスナック菓子の新製品キャンペーンの一貫として、ライブ配信動画を活用しました。

新商品の「Roulette(ルーレット)」は、チーズナチョス味のスナックですが、ロシアンルーレットのように6枚に1枚ほど"超激辛"のチップスが混ざっているというユニークな商品です。同社は、この商品とリンクさせたルーレットゲームをウェブ上に作成し、ソーシャルメディアを巻き込んだキャンペーンを展開しました。

ペリスコープ上では、そのルーレットゲームの世界観を表したセットの中で、ユーザーとコミュニケーションを行いながらゲームを実施しました。

doritos_Roulette

視聴者はピーク時で1万5000人以上に達し、ハートは40万以上を獲得。ツイッターのトレンド入りも果たし、新商品の認知拡大に一役買いました。

BenefitCosmetic:チュートリアル

化粧品販売を行うBenefit Cosmetic(ベネフィットコスメティック)は、メイクのライブチュートリアル動画とQ&A動画を頻繁にライブ配信しています。

YouTubeでも人気のメイクチュートリアル動画ですが、ライブ配信にすることで商品についてさまざまな質問をすることができます。まるで”デジタルブティック”のような場所を構築することができるのです。この試みは見事にユーザーの心を掴み、毎回のライブ配信では平均2000人ほどが視聴。中には19,700ものハート数を獲得した配信もあります。

今、話題のLINE LIVE、ペリスコープ、Facebook

最後に、現在話題となっているライブ配信動画プラットフォームの概要をご紹介します。

LINE LIVE

LINEは、2014年2月よりタレント・アーティストなどの著名人や企業の公式アカウントを通じてライブ映像を配信する機能「LINE LIVE CAST」を試験的に展開していたが、新たに「LIVE」として2015年12月に提供を開始した。

現在は、LINE側がコンテンツホルダーとして有名人や企業とタイアップし、1日に3〜8本の番組を配信していますが、2016年には一般のユーザーにも配信権限を開放する方針とのことです。番組が始まる際などに、LINEを経由したプッシュ通知が行える点がLINEならではのメリットと言えます。

▽現在は、PC版・モバイルアプリともに視聴のみ可能。視聴中にコメントしたりハートをつけられる(イメージ右)。

LINELIVE

LINEによると、サービス開始の5日間で総視聴者数は1,000万人を突破。今後は、番組の前後にテレビCMのように流れる広告の提供などを予定しているそうです。

Periscope(ペリスコープ)

2015年1月に米Twitter Inc.に買収され、3月には正式に同社からiOSアプリを配信。同年5月にAndroid版の配信を開始した。Twitterのソーシャルグラフを引き継げるため、Twitterでフォローしているユーザーがペリスコープを使用している場合は簡単にフォローができる。視聴はPCからも可能だが、基本的にはモバイルで配信・視聴を行うことを前提に設計されている。

ペリスコープではユーザー登録後、すぐにスマートフォンにてライブ配信や視聴を行うことができ、手軽さや位置情報と連動した検索が特長です。配信コンテンツは24時間はアーカイブされますが、以後は消えてしまいます。

▽地図での検索(イメージ左)視聴中にはコメントしたりハートをつけられる(イメージ右)。

periscope

今年8月には登録ユーザーが全世界で1000万人を突破した旨が発表されました。さらに、ブラウザからの視聴を除いたコンテンツの消費時間は1日あたり35万時間を超え、1日の視聴時間は40年と、爆発的に視聴者数が増加しています。

Facebook Live Video

2015年8月に有名人限定でライブ動画配信を提供していたFacebookだが、12月にはこの機能を一般開放した。現在、米国内の一部のiPhoneユーザーにおいてテスト公開されている。

通常のFacebookアプリの一機能として「Live Video」は使用することができます。ユーザーはライブ動画配信の事前に、友人を任意に選んで配信を告知することも可能です。

▽通常の投稿画面から配信可能(イメージ左)。

facebooklive

配信の最中は、視聴しているユーザーを把握でき、リアルタイムでコメントのやりとりができます。動画はタイムライン上に保存され、後日視聴できるように保存しておくことも、削除することもできます。

hr

国内ではまだライブ配信動画の企業利用はあまり見られませんが、今年はツールやメニューなどが出揃い、本格的に動き出しそうな気配です。まだ多くの企業が挑戦していない今がチャンスかもしれません。

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