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クリエイティブナレッジ 2015年11月06日

ランディングページにこそ使いたい「ホワイトボードアニメーション」!心理学者も認めるその理解促進効果とは?

キーワード: 動画の効果・データ

商品やサービス の紹介に動画を活用する企業が増えています。今回は特にサービスやシステムなどの無形商材の紹介に効果的な「ホワイトボードアニメーション」にスポットを当てました。

その効果は心理学・脳科学といった科学的な研究からも明らかになっています。動画の力を科学的な視点でひもといていきましょう。

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ホワイトボードアニメーションとは、漫画家やイラストレーターが、ホワイトボードに描画している様子を映像化した表現方法です。
米国ではScribe Videoとも呼ばれ、Scribe Video専門の制作会社も多く存在するほど広く浸透しています。

抽象的な内容や複雑な概念なども分かりやすく説明することが可能なため、無形商材やサービス紹介に向いており、国内でもランディングページなどでホワイトボードアニメーションを目にする機会が徐々に増えています。

▼リクルートグループ:RECRUIT PRESENTATION

 

心理学者も認めるホワイトボードアニメーションの有効性

ホワイトボードアニメーションの効果はさまざまなデータから実証されています。

心理学者のRichard Wiseman氏はホワイトボードアニメーションの学習効果を明らかにするために、演者が視聴者に向かって語りかける実写の説明動画(以下、トーク式)とホワイトボードアニメーションによる説明動画を視聴した後の理解度を測定。

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「トーク式」と「ホワイトボードアニメーション」のイメージ(※実験に使用されたものではありません)

視聴後に動画の内容に関する質問をした結果、正解率はホワイトボードアニメーションの方がトーク式よりも平均して15%高いことが明らかになりました。

▼動画内容に関する質問の正解率はトーク式70%、Scribe video92%と、22%もの差がでたケースも

whiteboard_img02画像参照元:http://www.sparkol.com/engage/how-scribe-videos-increase-your-students-learning-by-15/

また、ホワイトボードアニメーションの制作ソフトを提供するSPARKOL社によると、ホワイトボードアニメーションの方がトーク式よりも想起率が高くなる傾向があり、購入の意思決定に十分なサービス説明であると感じる視聴者の割合は2倍にも増えるとのことです。

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画像参照元:http://www.sparkol.com/engage/just-how-effective-are-scribe-videos-anyway-infographic/

▼上記のデータをホワイトボードアニメーションでさらに分かりやすく

 

これらの調査結果から、ホワイトボードアニメーションはトーク式よりも内容理解の促進に効果があり、購入決定の後押しへのプラスの働きも期待できることが分かります。

ホワイトボードアニメーションの効果の科学的根拠

以上ご紹介したように、ホワイトボードアニメーションと実写のトーク式という表現方法の違いで、理解度や関心度に違いが生じるのはなぜなのでしょうか。

ここからは、心理学や脳科学など、科学的なアプローチでホワイトボードアニメーションの効果を解明していきます。

1.視覚と聴覚という、複数の知覚が連動して脳を刺激

米国で発表された論文によると、学習効果に関する研究において、視覚情報のみよりも、内容に即した音声情報も一緒に与えた方が脳の広範囲が刺激され、理解度が大きく向上しています。その一方で、視覚情報と音声情報の内容に一致が見られないと理解度の伸びは緩やかでした。

このことから、ホワイトボードアニメーションは視覚と聴覚が連動し、必要な情報を過不足なく伝達しているのに対して、トーク式は演者とその人のトークに注意が集まり、内容を伝えるための視覚情報が不足しがちなため、理解度に差が出ると考えられます。

▼視覚情報×音声情報(緑)がもっとも学習効果が高く、視覚情報のみ(赤)または複数の情報に不一致がある(青)と理解度の向上は緩やか

whiteboard_img03画像参照元:http://journals.plos.org/plosone/article?id=10.1371/journal.pone.0001532

2.目と脳の情報処理能力

映像の効果を認知心理学の視点から解説した著書『映像の心理学』(サイエンス社,1996年初版)によれば、人間の目は動くものに反応するだけでなく、物事を理解するために必要な情報を能動的に得ようとして目を動かします。

映像を見る目的が「内容理解」の場合、人は必要な情報を得るために画面全体に視線を走らせ、その中で注視するべき対象を探ります。しかし映像内の情報が多すぎると、注視すべき対象を探るという作業で「認知的負荷」が増大し、内容の理解まで到達できないといわれています。このような脳の性質に対し、ホワイトボードアニメーションは注視すべきポイントが明確であり、そこに集中するだけで良いため、内容の理解がしやすいと推測できます。

また、同書で取り上げられているドワイアーの実験では、線画の映像は実写映像よりも内容の理解に効果的であることも明らかになっています。
「線画は『エッセンス』のみが描かれているので、符号化が容易になるからだろう」と考察されており、ホワイトボードアニメーションのように余計な情報を削ぎ落としたシンプルな線画の内容理解の促進に寄与していると考えられます。

3.ドーパミンが分泌され印象に残るという見解も

ホワイトボードアニメーションは実写映像だけでなく、他のアニメーション表現と比較しても脳にプラスの作用を及ぼすとの説もあります。

ホワイトボードアニメーションを提供しているTruScribe社の調査によれば、人の手によって徐々に描かれていくことで、視聴者は次に何が描かれていくのか、先の展開を無意識に予測するそうです。そして、描かれているものが明らかになると、快楽を感じる脳内物質ドーパミンが分泌され、その結果として動画に対する印象が強化され、内容理解などのエンゲージメントにつながるというのです。

LP×ホワイトボードアニメーションでエンゲージメント向上を

心理学や脳科学からもその効果が明らかなホワイトボードアニメーション。
特に「内容理解」に有効なことから、ランディングページのように商品やサービスの内容をしっかり理解してもらいたい接触ポイントでのホワイトボードアニメーション活用が効果的といえそうです。

制作する際は、飽きることなく最後まで視聴してもらうために、ストーリー性やテンポ感に配慮しましょう。ホワイトボードアニメーションはその”没入感”から多少長尺でも視聴されるとも言われますが、ランディングページに掲載するなら、少なくとも1~2分に収めたいところです。

▼ターゲット層の主人公を立て、商品による課題解決の様子をストーリーで伝えている好事例

 

日本国内ではまだホワイトボードアニメーションを効果的に活用している企業はそれほど見られません。
今のうちに、人の脳と心を魅了するホワイトボードアニメーションでさらなるエンゲージメント向上を目指してみてはいかがでしょうか?

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