
日産自動車が従来の「試乗」のイメージを変える、ガチンコ検証企画を行いました。
それは、30日間無料で車を貸出し、実際の乗り心地を生活の中で試してもらうというもの!
日常生活に密着したこの検証は、日産が掲げる"あるコンセプト"が基になっています。
そのコンセプトはこの企画にどのように反映されているのでしょうか?
7人の女性モニターの密着動画を通して見てみましょう。
30日間クルマと暮らして、貴方、ホントに買いますか!?
車や家を買うというのは、一大決心が必要な高い買い物。
モデルルームや試乗車で”お試し”ができるものの、日常生活での使い心地が分かるわけではありません。そのため、買った後で、「ここがイマイチ」と思うこともありませんか。
そんな消費者の「困った」を解決するため、面白い検証が行われました。
その名も「30DAYS with DAYZ」、日産自動車が本気で仕掛ける企画です。
その内容は、”7人の一般女性に、軽自動車「DAYZ(デイズ)」を30日間無料でレンタルし、毎日の生活の中で乗り心地を試してもらう”というもの。
それだけでなく、その日常に密着し、DAYZとの日々をムービーで紹介します。7人の女性モニターには、30日後のイベントで、「本当にDAYZを購入するかどうかを決めてもらう」という仕込みなしのガチンコ企画です。
▼参加者の7人の女性たち
DAYZとの初対面。その第一印象をムービーでお届け!
初対面ムービーでは、モニターのもとにDAYZが届いた日の様子を見ることができます。大学生のなおさんの場合を見てみましょう。
なおさんのもとにDAYZが届きます。車を初めて見た瞬間、「すごい!」と声を上げて、新しい車に興奮している様子がうかがえます。
そして、母親と一緒に車に乗ってドライブを開始します。
乗り始めてすぐ、ハンドル操作がとても軽いことや、アクセルをちょっとしか踏んでいなくてもスイスイと走ることに感激します。
道中、一時停止すると自動でエンジンが止まることなど、母親と嬉しそうに話し、いかにDAYZでの運転が楽しいかが伝わってきます。
そして、駐車場に帰ってきて、感想を聞くと「どこに行くにも乗りたいです」と初ドライブがとても楽しく、DAYZが相当気に入った様子です。
どう変化する!?中間報告ムービーで購入への意欲を発表!
購入決断イベントに先立ち、中間報告ムービーが公開されました。その中では、7人が日常生活で乗るうちにどのように、購入意欲が変化したかをダイジェストで紹介しています。
たとえば、初日は買いたい度を45%と評価した、すみよさん。19日後の中間報告では「気に入った度は100近い、あとはお財布と相談ですね」と中盤では85%というかなりの高評価をつけています。
実は、この企画、モニター以外のユーザーも楽しめるキャンペーンも同時に行っています。ユーザーは中間報告ムービーなどで見られる7人の様子から「購入決断イベントで、誰がDAYZを購入するか」を判断し、予想します。見事当てた人の中から抽選で1名にDAYZをプレゼント!というキャンペーンです。
ムービーを見ることで、モニターによる車の乗り心地を知ることが出来るだけでなく、買う人を予想する楽しさも味わえるのです。
気になる結果発表!ムービーによる効果とは
そして、ついに11月13日にNISSAN 『30DAYS with DAYZ』 ~ガチ購入決断イベント~が開催されました。この様子は、ニコニコ動画で生放送され、7人のモニター達だけでなく、キャンペーンに応募した人も含め皆で盛り上がりを共有しました。
気になる結果は、7人のうち、車を持っていなかったあきみさんと、中間評価で高評価をつけた、すみよさんの2人が購入を決断。ということになりました。
この結果を受けて、同企画の仕掛け人である日産自動車株式会社の柳 信秀氏は
「今後もお客様をもっとワクワクさせたい。そして今回頂いたお客様の貴重な生の声は車を作る仲間にちゃんと伝え、次出てくる商品に活かしていきたい。」と語っています。
このように、試乗よりも長期間に渡る検証で、消費者が日常生活を通して製品をよく知る機会を提供するとともに、製造者側も「自社製品のどの点がよくて、どの点を改善すべきか」を知ることができます。
今回のイベントが効果的だったのは、この検証がムービーで公開されたことにあります。ムービーで見ることによって、モニターの感情などがよりはっきりと伝わってきます。特に初対面の時の感動や、実際に運転している時のワクワク感がひしひしと伝わってくるムービーでした。
消費者と製造者をつなぎ、多くのワクワクを生み出した企画
今回この企画を実施した日産自動車は、ブランドコンセプトとして「今までなかったワクワクを」を掲げています。
「30日間無料で車を貸出す」という企画は“普段、試乗で少ししか乗ることのできない車に30日も乗ることができる“というワクワクをモニター達に生み出しただけでなく、その様子をムービーで共有し、更には「購入者をあてた人に車をプレゼントするというキャンペーン」によって、視聴者にもワクワクを生み出してます。まさに、日産が掲げるコンセプトを体現したキャンペーンです。
また、このキャンペーンを通じて出てきた貴重な意見を今後の製品に反映することで、今後DAYZを購入検討している人にも新しい「ワクワク」を生み出すことができるでしょう。
このように、このキャンペーンを通じて動画を活用し、さらにユーザーを巻き込んでいくことで、モニターと視聴者とメーカーの間で積極的なコミュニケーションを作り出し、ワクワクの循環を生みだす事に成功しているのではないでしょうか。
[参考]
日産:30DAYS with DAYZ
http://social.nissan.co.jp/CAMP/30DAYZ/movie.html
軽自動車「日産DAYZ」を試乗!一般女性7人のDAYZとの生活密着ムービーを公開
http://news.nicovideo.jp/watch/nw807871