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用途別・業界別 2015年02月18日

再生数5,000万回以上!多くの人を納得させる「社会実験動画PR」厳選事例5選

「社会実験(social experiment)」というPR手法をご存知でしょうか。企業が発信したいメッセージを、より納得感を高めて訴求することができる効果的な方法です。

今回は、海外の「社会実験」を盛り込んだプロモーションから、実際に効果の高かった事例を厳選してご紹介していきます。

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何の実験!?胸をチラ見する人々の数をカウントする実験

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実験概要

朝食用シリアルブランドNestlé Fitnessがロンドンで行った、ユニークなキャンペーンCM「Bra Cam」。ブラジャーをのぞかせた女性の胸元がチラ見される回数をカウントし、社会の胸への関心度を確かめます。

ロンドンを歩く女性の胸元からのぞくのは、セクシーなピンクのブラジャー。ブラジャーには隠しカメラが仕掛けてあり、どのくらいの人々が胸を見ているかカウントしています。カフェの店員から赤ちゃん、さらにはイヌまでチラ見しており、その数なんと1日で36回。

実は、このセクシーな社会実験は、乳がん予防を啓発するピンクリボンキャンペーンのために行われたものでした。女性の胸は、街行く人にこんなに見られているのに、案外自分はチェックしていないのでは?という盲点をコミカルに演出し、乳がんの早期発見につながる定期的な検診を呼びかけています。

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動画の最後に「あなたが自分の胸を最後にチェックしたのはいつですか?」と問いかけられるまで、何の実験か視聴者は分からないという構成もさすがです。

子どもたちは大人よりも正しいことを知っている?DV禁止啓蒙の実験

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実験概要

イタリアの報道団体「fanpage.it」が、男の子たちに行ったインタビュー形式の「社会実験」。「目の前の女の子を叩いてみて」という質問を投げかけ、男の子たちがどんな反応をするかを実験します。

イタリアの報道団体「fanpage.it」のインタビュー映像に登場するのは7歳から11歳の普通の男の子たち。美しい少女を前に「彼女のどこが好き?」「彼女をなでてみて」という質問をされ、少し照れながらも素直に応じます。その微笑ましい雰囲気を変えたのは、「彼女を叩いてみて」という質問です。

男の子たちは、全員その申し出を断ります。「なぜ叩かないの?」という問いに「僕は男だから」「なぜって?彼女は女の子だからさ」「彼女を傷つけたくない」と紳士的な態度できっぱりと断言します。

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本動画は、世界に広がるDV(Domestic Violence)被害を啓発する社会実験で、子どもたちの率直な意見を通して、大人たちにDVについて考えるきっかけを与えています。

YouTubeでは再生回数2,500万回以上。Facebookでは4,600万回以上も再生されている上に、112万回ものシェアを記録(2015年2月時点)しています。このことから、ただ視聴されただけではなく、多くの人々の心を動かしたことが分かります。

クラブDJが違うとビールの売れ行きは変わるのか?ハイネケンの実験

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実験概要

オランダのビールメーカー、ハイネケンが、DJのクオリティとビールの販売数の相関性を証明する社会実験を行いました。人気DJがプレイしたところ、ビールの販売数は大きく落ち込む結果に…。ビールを売りたいはずのメーカーがなぜこんな実験をしたのでしょうか?

実験が行われた場所は、フロリダ州マイアミのとあるクラブ。場所・来場者数・時間など、DJが違うこと以外はすべて同じ条件で実施されたこの実験。唯一の違いは、2日目のみ人気DJがプレイした点です。気になる販売数は、1日目は1,078本、対して人気DJの2日目は632本とおよそ半減し、DJがいいと、ハイテンションで躍りまくるため、ビールは売れにくいという結果となりました。

ハイネケンとしてはより多くのビールを売りたいはずですが、「節度ある飲酒・責任のある飲酒」というメッセージを伝えるため、『Dance More Drink Slow(ゆっくり飲んで、もっと踊ろう)』というスローガンを掲げ、このような実験を行ったそうです。

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「節度ある飲酒を!」と行動を静止するように注意をするのではなく、実験を通して、「節度ある飲酒をすればもっと踊って楽しめる」というポジティブなメッセージに変換している点がこの実験の意義と言えるでしょう。

「一杯のコーヒー」が人間の関係性を変えるのか? ネスカフェの実験

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実験概要

ネスカフェが、知らない人間同士が距離を縮めるためのシンプルな方法を模索する社会実験を行いました。挨拶だけだと警戒されて終わることも多いですが、一杯のコーヒーを持っていくと、自然と会話が弾むことがわかりました。

知らない人から突然声をかけられた時、あなたならどう反応しますか? 多くの人は、怪訝そうな表情を浮かべるのではないでしょうか。ネスカフェは、知らない人間同士がどうやって対話を始めるようになるのかという社会実験を行いました。

場所は、イタリア・ミラノ市の図書館。まずは知らない人に「Ciao(こんにちは)」と声をかけてみますが、無視されたり、睨まれたり。なかなかうまくいきません。

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続いて、自分と相手の分のコーヒーを持って、声をかけてみます。すると、さきほどとは違う結果が。一杯のコーヒーによって、知らない相手が笑顔になったり、さらに感謝の言葉まで返されることがわかりました。

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いかに自社製品が優れているのかを伝えるコマーシャルが多い中、コーヒーというモノが人間関係においてどのような役割を果たしているのかをシンプルな方法で伝えています。

本当の”女の子らしさ”とはなにか?を訴えるP&Gの実験

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実験概要

P&Gが発売する生理用品ブランド「Always」が、“女の子らしさ”とは何か?を考えるための啓蒙実験を行いました。この実験から、大人と小学生の女の子たちが考える“女の子らしさ”にはギャップがあり、気づかない間に成長段階で固定概念が刷り込まれていることが浮き彫りになります。

カメラの前に立つ、数名の男女。「“女の子らしく”走るって、どんな走り方?」と質問を投げかけると、かわいらしい動作をしようと、身体をくねくねと不自然に動かします。
対して、小学生くらいの女の子たちに同じ質問をしてみると、全力で力強く、キビキビと走り出します。

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この実験から、大人にとっての“女の子らしさ”は、かわいらしさであり、子どもにとっての“女の子らしさ”は『自分らしさ』であるというギャップが明らかになりました。

P&Gが発売する生理用品ブランド「Always」は、子どもたちが気づかない間に、社会や周囲の大人たちが考える“女の子らしさ”の固定概念に縛られていく恐さを訴えます。同時に、子どもたちが自分らしく輝き続けるために、大人は何ができるのかを問いかけます。

この啓蒙実験の映像は、YouTubeで5,000万回以上視聴されており(2015年2月3日現在)、2014年最も再生されたYouTube動画4位を記録しています。

多くの人を納得させる「社会実験動画」のパワー

『DV行為をやめよう!』『お酒は飲み過ぎないように』といったメッセージを声高に叫ぶことは簡単です。しかし、ありきたりな忠告では人々はメッセージに耳を傾けることなく、ただ通過していってしまうことでしょう。

そんな時、社会実験というフィルターを通すことで、「子どもたちはこんな風に思っているんだ」「楽しいとビールを飲みたくなくなるんだ」といった新たな視点・発見が加わり、メッセージの説得力を高め、人々を納得させることができます。

「社会実験」は、事実を誇張することなく、嘘偽りがないことが前提となるため、仮説と検証が重要になりますが、視聴者の心に刺さるようなインパクトを残す方法として、ぜひ取り入れたい手法のひとつです。

 

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