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インタビュー 2016年12月14日

午前中に撮影して夕方には納品!スピーディな映像制作を実現するCyberBullの「Video-Suite」の本当の価値とは

キーワード: 動画広告

最新テクノロジーを駆使し、動画制作や動画広告に関する新しいソリューションを次々と打ち出している株式会社CyberBull。
今年10月には、午前中に撮影した素材を同日午後に広告として配信が可能という画期的なオートメーションツール「Video-Suite」を発表し、注目を集めました。
今回は撮影〜編集現場に密着取材し、Video-Suiteの真価に迫りました。

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動画広告市場が年々拡大し、映像制作のニーズは増える一方ですが、映像の弱点のひとつは「制作に時間がかかる」という点。すぐに動画広告を配信したいと思っても、撮影~編集~配信には、早くても数日かかるのが通常です。

動画広告に特化して広告代理事業を行う株式会社CyberBullはそんな課題を解決すべく、動画制作オートメーションツール「Video-Suite(ビデオスイート)」を開発しました。

今回は、CyberBullの新しいホームページに載せるイメージ映像の撮影でVideo-Suiteが使われるということで、撮影~完成の1日に密着取材しました!

世界唯一!QRコードを使って撮影カットを自動識別

Video-Suite(ビデオスイート)とは、撮影現場で撮った映像データを自動的に整理・変換し、リアルタイムでオフィス(編集室)に送ることができるオートメーションツール。通常は、現場で映像データを撮りためて、撮影がすべて終了した後に編集室に持ち帰り、そこからOK・NGカットの仕分けやデータ変換を行う作業が発生しますが、その工程がすべて自動化されるという画期的な仕組みです。

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今回撮影が行われたのは中央区のとあるスタジオ。午前9時頃から準備を始め、11時に撮影がスタートしました。

まず専用タブレット上で、撮影するシーンの案件名やシーンの内容などを登録すると、1テイクごとにQRコードが自動生成されます。それを撮影用カメラに映すと録画が自動的にスタート。そして撮り終えた時点でOKカットかNGカットかの判断を行い、OKまたはNGのQRコードを映して録画が終了します。この一連のプロセスをシーンごとに繰り返していきます。

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cyberbull2カメラにつなげられたPCに保存された映像データは、モバイル通信でも送信できるほどの軽いサイズに自動的に変換され、渋谷区にあるCyberBull社内のサーバーに随時送信されていきます。
オフィスで待機している編集者は、データが届き次第すぐに編集作業に取り掛かることができるため、映像制作において大幅な時間削減が実現するというわけです。

「映像編集者の負担を軽減し、“考える”時間を創出したい」

10カットほどに及んだ撮影も午後4時には終了。オフィスに戻る前に、このようなシステムを開発した経緯や工夫した点などついてインタビューしました。
お話を伺ったのは、Video-Suite開発の中心メンバーであるデジタルビデオクリエイティブ局プランナーの小野寺 学氏です。

――まずはこのようなシステムを作ろうと思った背景を教えてください。

cyberbull3映像制作分野でもテクノロジー化が進み、昔よりはスピードアップしているとはいえ、編集工程ではまだまだ多くの時間がかかってしまうという課題があり、それを何とか効率化したいと思っていました。弊社代表の中田も同じような考えを持っており、本格的に開発に着手することになりました。

映像制作のスピードアップという市場全体のニーズに応えることも大きな目的のひとつですが、一番の目的は、クリエイターにかかる無駄な負荷をできるだけ排除し、本来の役目である“考える”仕事に時間を割ける環境を作ることでした。それによりクオリティが向上し、作業効率もさらに改善されていくと考えています。

――撮影の様子を見せていただきましたが、カットの最初と最後にQRコードを映すというプロセスが増えただけで、その後の作業が大きく効率化ができることはよく分かりました。

これまでは、例えば40~60本にもなる全カットからOKカットをセレクトするにも、すべて人間が目視で確認する必要があり、その作業だけで場合によっては1日かかることもあります。しかも、撮影した人間でないとどれがOKでどれがNGかも分からないので、撮影が終わるまで編集作業に取りかかることはできません。

しかしVideo-Suiteを使えば、リアルタイムでサーバーに転送されたカットの中から「OK」のタグが付いたファイルを抽出し、あらかじめ決まっている映像構成の通りにつなげる作業を進めておけば、撮影チームがオフィスに戻ってくるまでに粗編集を終わらせておくことも可能なのです。あとはそこからディレクターや演出担当が細かい詰めの作業を進めれば、当日中にひとつの映像を完成させることができます。

――Video-Suite開発において工夫した点とはどのようなところですか?

cyberbull3-2カットのセレクトを自動化するには、どのカットがどういう映像なのか、という情報をコンピュータに認識させることが必要です。そこで取り入れたのが、QRコードを使った画像認識技術です。QRコードにOK/NGを含むさまざまなメタデータを埋め込んでおくことで、コンピュータが自動的にカットの内容を認識できるようにしました。
カチンコの代わりとなるアプリなどは世の中にたくさんありますが、QRコードと画像認識技術を使って、自動で識別するという仕組みはVideo-Suiteが世界初だと思います。

それから、映像というとどうしてもデータが大容量になるので、仮編集用に約1/100サイズのプロキシファイルを書き出す仕様にしました。このおかげで、モバイル回線が使える場所であればどこからでも、編集用のデータをオフィスに送ることが可能です。
そして撮影チームがオフィスに戻って、本番データをサーバーに転送すれば、自動的にファイルが置き換わる仕組みになっています。

ちなみに社内に置いているサーバーは、放送局で使うようなハイスペックのものです。すべてのデータをサーバーに保存し、サーバー上で作業できるようにしたのです。これにより、ローカルにデータを落とす必要もなく、場合によっては、ひとつのプロジェクトファイルに対して複数人の編集者が同時に作業することも可能です。編集者それぞれに違う構成案を渡しておけば、一度に複数パターンのクリエイティブを完成させるといったこともできます。

――スピードを追い求めると、クオリティが犠牲になることはありませんか?

もちろん、そういった面もないとは言えません。ですので、弊社では高性能のカメラを使うなどして、クオリティの担保にも努めています。

また、例えばどうしても1週間後に動画広告を配信したいというご相談をいただいた時などは、Video-Suiteの速さを生かしてまずは1週間後に配信し、その数日後によりクオリティを高めたバージョンを配信するといった手段をとることもあります。

――Video-Suiteに対して社内の方の反応はいかがでしたか?

やはり、これまでの慣れた方法を変えるのは簡単ではなく、理解を得るまでには時間がかかりました。わざわざQRコードを撮影してメタデータを埋め込む意義が伝わらなかったり、ローカルではなくサーバー上で作業すると落ちるんじゃないかという心配があったり。
しかし今では、Video-Suiteは社内ではなくてはならない存在になっています。

――Video-Suiteはダイレクトレスポンス目的の動画広告でPDCAを回す際にも有効だとお聞きしましたが、具体的に教えてください。

cyberbull4実はメタデータの中には、映像の色や、被写体や商品の占有率といった細かい数値データも含まれています。これは撮影時にカメラマンが入力します。この情報は編集後にも残るため、動画広告として配信した後に、クリック率やCV率などの結果と照らし合わせることで、どういう“画”がより効果が高かったのかが可視化されます。そこからPDCAを回していくことで、どんどん広告の精度を高めることができるのです。

実は弊社ではこれまで、同じことを人が手作業で行っていたんです。それが自動化できることも大きな効率化につながります。Video-Suite自体が10月にローンチしたばかりなので、この評価分析の部分については現在データを蓄積しているところです。

撮影開始からわずか8時間。本当に映像作品が出来上がった!

さて、17時頃に撮影チームの皆さんと一緒にオフィスに戻ってきました。
すでに編集者の方が粗編集まで終えており、スタジオから持ち帰った本番データをサーバーに入れると、作業ファイルが自動的に本番データに差し替えられました。
そこからディレクターの指示のもとで細かい詰めの編集作業が進められ、カラコレなどのプロセスも経て、およそ2時間後の19時過ぎにはひとまず完成を迎えました!

 

今回の動画はコーポレートサイトのファーストビューに掲載するイメージ映像であるため、後日、よりクオリティを高めるためにエフェクトの追加などの編集作業が施されています。しかし取材時でも映像作品としては確かに出来上がっていました。撮影から完成までたったの8時間。これまでの撮影方法では考えられないスピード感です!

通常、当日納品するのは、インフィード動画広告用の2~3カット程度のシンプルな映像が多いそうです。今回のように細かいカット割りで作り込んだ映像を当日に仕上げるのはレアケースとのことですが、それでも完成にこぎつけられたという事実が、Video-Suiteの実力を物語っていると言えるでしょう。

最後にVideo-Suiteの今後の展望をお聞きしました。

「現在のVideo-Suiteでも十分画期的で、社内でもみな満足してくれていますが、私としては、もっとこういう機能が欲しい、とか、この機能は余計、とかフィードバックを集約して、より良いツールになるよう開発を進めていきたいですね。
そして最終的にはAIなども取り入れて、人が手を加えるのはフィニッシュの作業だけ、というレベルにまで進化させていきたいと考えています」(小野寺氏) 

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取材を行う前は、映像制作のスピードを追求すると、クオリティが下がってしまうのではないかという疑問を感じていたのが正直なところです。しかしVideo-Suiteはただ単にスピードアップするのではなく、テクノロジーを使って無駄な作業を削減することで、逆にクリエイティブな仕事にかける時間を生み出す狙いがあることが分かり、非常に画期的な仕組みだと改めて思いました。
将来的にはAIの活用までも見据えるVideo-Suiteの今後の進化が楽しみです。

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