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ナレッジ 2016年03月18日

注目トレンドの「タテ型動画」って実際どうなの?!そんな疑問に答える国内最新動向と取り組むべき3つの施策

2016年の注目トレンドと言われている「タテ型動画」。
しかしSnapchatなどの海外のタテ型動画アプリが話題の中心であり、日本の企業がどのようにマーケティングに取り入れられるのか分からないという声も聞こえてきます。
そこで今回は、国内の最新動向をまとめるとともに、タテ型動画を実際に「どう活用するのか」 を事例と併せてご紹介していきます。

動画アドテクノロジー事業を展開するアンルーリー社や、大手インターネットサービス会社のAOLは「タテ型動画」を2016年のトレンドの1つとして見ており、movieTIMESが発行した「2015年の動向から見る2016年の動画マーケティング市場の展望と注目トレンド」でもモバイルシフトがもたらす変化としてタテ型動画の台頭を取り上げています。

昨年までは、どちらかというと海外の話題として注目されたタテ型動画ですが、今年は国内でもタテ型動画の波がやってきています。まずは国内の最新動向から、企業がタテ型動画に取り組むべき理由を考えていきます。

モバイルシフトにより変わりつつある「動画はヨコ」の常識

モバイルの接触時間は増加の一途をたどり(参考)、モバイルでの動画視聴も年々増加しています。その勢いはとどまるところを知らず、Ciscoの最新レポートでは2020年にはモバイルデータトラフィックの4分の3が動画になると予測されるほどです。

そんな中、スマートフォンでの動画視聴に関するモバーシャルの国内調査では、2015年7月から2016年1月の半年間で、動画を縦向きのみで視聴する人が増え、横向きのみで視聴する人が減少していることが明らかになりました。タテ型動画は「片手で見やすい」「操作しやすい」といった声も回答者から多く寄せられ、スマートフォンを縦にしたまま視聴されることを前提とした動画コンテンツがより求められてきていると言えます。

▼半年間で「タテ向きのみ」と「ヨコ向きのみ」の差が縮まり、両方で見る人が増えている

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画像参照元:http://www.mobercial.com/news/research0229/

タテ型動画メディアの台頭

米国でタテ型動画が注目されるきっかけとなったのが、スマートフォン用のチャットアプリSnapchatや、ライブ動画配信アプリのPeriscopeやMeerkatといったタテ型のフォーマットを採用した動画アプリの登場でした。海外でタテ型動画の企業利用が増えている背景には、これらのアプリの存在があります。

これら海外発のアプリは日本ではまだそれほど普及していませんが、その一方で、タテ型動画に対応した国内発のメディアやアプリのローンチがこの1年で目立つようになってきました。その先駆けとも言えるC CHANNELは昨年時点で月間1,000万回を超える(参照)ほどの急成長を遂げています。このようにタテ型動画を視聴できるメディアやアプリが普及するのに伴い、私たち日本人の生活の中でもタテ型動画を目にする機会が増えています。

タテ型動画に対応する国内の主なメディア/アプリ
C CHANNEL
CONNECTA
ViMET

タテ型動画にチャレンジしたい3つのマーケティング施策

それでは、このように普及してきているタテ型動画を企業はどのようにマーケティングに取り入れると良いのでしょうか? ここからは実践的な取り組みアイデアとして、タテ型動画を使った3つの施策を国内外の事例とともに紹介します。

1. 動画広告の配信

スマートフォンの画面いっぱいに表示されるタテ型動画は、そのインパクトで目を引くとともに、視聴者に没入感の高い視聴体験を提供できるというメリットを持ち、広告コミュニケーションには非常に有効です。
Audiがネイティブ広告として配信したタテ型動画広告では、完全視聴率36%を記録しました。配信元のモバイル広告プロバイダーCeltra社は、この再生完了率は同社で広告配信している自動車メーカーの水準よりも80%も高い数値だと報告しています。Celtra社のCEO、Mihael Mikek氏は「タテ型動画を用いたキャンペーンは(モバイルデバイスでのコンテンツ消費が増える中で)、従来の動画フォーマットよりも非常に高い効果をもたらすことが証明された」と発言しています(参考)。

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画像参照元:https://www.celtra.com/insights/case-study/vertical-video-helps-audi-achieve-80-increase-video-completion-benchmark

全画面表示による没入感のある体験をさらにリッチなフォーマットで提供するのが、先日ローンチされたFacebookのキャンバス広告です。Carnival Cruise Lines社がテスト段階で展開したキャンバス広告は、広告をタップしたユーザーの50%が最後まで閲覧し、2分を超える平均滞在時間を記録しています(参考)。

また、Snapchatの動画広告では、従来の横長の動画と比べて約9倍の完全視聴率を記録したというデータも出ています。これらは国外の事例ですが、国内でもタテ型動画広告の配信サービスが続々とローンチされており、タテ型動画広告を展開する環境が整ってきています。

2. ECサイトへのタテ型動画掲載

MMD研究所が行った「2015年5月ネットショッピングに関する調査」では、ネットショッピング利用者の60.3%がネットショッピング利用時にもっとも使う端末はスマートフォンであると回答しました。

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画像参照元:https://mmdlabo.jp/investigation/detail_1439.html

この調査から分かるように、ECサイトは”モバイルフレンドリー”であることが求められます。そこで活用したいのがタテ型動画です。タテ型動画を置くことで、スマートフォンからサイトを閲覧している利用者に商品のディテールをより詳細かつ魅力的に見せることができます。

スポーツウェアを販売するECサイトSweaty Bettyでは、着用イメージをタテ型の動画で見せています。縦長のフォーマットは人の全身を映すのに向いているため、モデル着用時のシーンをタテ型動画で訴求することで、商品を着たときのイメージを静止画よりも具体的に伝えることができます。

▼「Sweaty Betty」のサイト(PC版)。モバイルで閲覧すると全画面表示で動画を視聴できる

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画像参照元:http://www.sweatybetty.com/clothing/pants/leggings/black-zero-gravity-run-tights/

▼雑誌ViViの通販サイトNETViViでも商品詳細ページにタテ型動画を掲載

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画像参照元:http://www.netvivi.cc/item/detail?item_code=125AFHA-0831&utm_source=youtubenvcc&utm_medium=social&utm_campaign=2015%2F12%2F22

3. ユーザー参加型キャンペーン

タテ型動画の活用方法として、タテ型動画メディアを活用したタイアップ企画や、ユーザー参加型のキャンペーンも試してみたい施策です。冒頭で取り上げたモバーシャルの調査では、回答者の6割がスマートフォンを縦向きのまま動画を撮影していると答えており、タテ型動画はユーザーに動画投稿を促しやすいフォーマットと言えます。

▼C CHANNEL:Sony Musicの新曲プロモーションでは、ユーザーからダンスの投稿を募るキャンペーンを行った

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画像参照元:http://www.cchan.tv/clipper/2343/

まずは制作コストを抑えてタテ型動画に取り組む

まだ前例の少ないタテ型動画ではどのような企画やクリエイティブが有効なのか、その答えは自らいろいろ試行錯誤しながら見出していくしかありません。そこでおすすめしたいのが、スマートフォンを使った自社での動画撮影や、低価格のテンプレート型動画制作サービスの活用です。まずは制作コストを押さえて、さまざまなチャレンジを繰り返していくことが、成功への近道と言えるでしょう。

アイデア次第で無限の可能性を秘めるタテ型動画。国内でも活用に踏み出す企業が増えていくことが期待されます。

手軽にタテ型動画を作るなら

・参考記事:スマートフォンを使って動画を撮影する――プロが教えるスマホ撮影の実践テクニック!

・タテ型対応テンプレート動画制作サービス「FastVideo(ファストビデオ)

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