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クリエイティブテクノロジー 2015年11月27日

YouTubeもFacebookも360°動画!意外と簡単な制作手順と、特性を活かした企画アイデア

キーワード: Facebook YouTube

今年3月にYouTubeで、9月にはFacebookでそれぞれアップロードが可能になった360°動画。比較的容易に360°動画を撮影・編集できるカメラやソフトも普及してきたことで、以前よりもずっと身近な存在になってきました。

そこで今回は注目の「360°動画」をマーケティングに活かすためのヒントをご紹介します。

thumbnail_20151127

360°動画は「全天球動画」「パノラマ動画」などとも呼ばれ、視聴者が全方位好きな視点から対象物を見ることができる動画です。PCではマウスやタッチパネルで見る角度を操作できます。スマートフォンではジャイロセンサーが働くため、向きや傾きを変えることで視点を動かすことができます。さらにVRビュワーを使用すれば頭の動きに連動して視野が変化するため、一種のVR(Virtual Reality)動画としても注目されています。

360video

そんな360°動画ですが、今年に入ってYouTubeやFacebookが次々と対応を発表したことから、マーケティングへの活用にも注目が集まっています。通常のインストリーム動画広告よりも360°動画の方がビュースルーレートが36%上昇したというGoogleのデータもあります
そこで今回は、具体的な活用事例や制作方法と共に、360°動画を効果的に利用するヒントをご紹介します。

配信場所によるメリット・デメリットと最新事例紹介

YouTube/Facebook

YouTubeやFacebookのメリットは、制作から公開までが手軽な点です。詳しくは後述しますが、YouTubeでは対応機材で撮影した後、メタデータを登録し、アップロードすれば、自動的にデータが変換されます。Facebookでもほぼ同じ手順でアップロードが可能です。もちろんウェブサイトへの埋め込みも可能なため、自社サイトに360°動画を置いて、商品説明やサービス紹介などに活用することも可能です。

デメリットは視聴デバイスが制限される点です。2015年11月現在、YouTubeはSafari、FacebookはSafariとIEに対応していません。またモバイルデバイスも「公式アプリからの閲覧のみ対応」など、一定の条件があります。

事例:商品の疑似体験

 

アウトドアブランド「snow peak(スノーピーク)」は、同社の製品であるドームテント内部の様子を360°見渡せる動画をYouTubeにアップロードし、ホームページ内の商品紹介ページに掲載しています。写真だけでは伝わりにくいテント内部の詳細が分かるとともに、実際に商品を使用している感覚を視聴者に疑似体験してもらうことができます。

事例:テーマパークの紹介 

Walt Disney World Presents: How to Use 360 Video with Goofy!

Join Goofy as he leads you through an exciting demonstration of 360-degree video technology, zapping you through a whirlwind tour of Walt Disney World Resort!

Posted by Walt Disney World on 2015年11月11日

Walt Disney Worldは、Facebookの360°動画でディズニーランドのさまざまな場所やアトラクションを紹介。ジェットコースターに乗りながら後方の景色を見るなど、現実では難しい視点も楽しむことができ、これまでになかった新たな魅力を訴求しています。

ウェブサイト

一方、ウェブサイト上の360°動画は多くの視聴デバイスやブラウザに対応させるため、SNSへのアップロードと比較すると実装に手間がかかります。しかし、360°以外にもインタラクティブ要素を付加できたり、視聴者の環境ごとに見せ方を最適化できるなど、自由度が高い表現が可能となります。

事例:世界を飛び回れるブランディングコンテンツ

au_helloworld

auのブランドキャンペーンでは、世界中の絶景を飛び回ることのできる360°動画をウェブサイトにて公開しています。撮影はすべてドローンで行われたようで、WebGLに対応しているブラウザであればPCからもスマートフォンからでも閲覧可能です。

サイト:Hello, New World. 外部リンク

事例:バーチャル展示会

※本動画はサイトの紹介映像のため360°動画ではありません。

ミュンヘンのBMW博物館で2016年1月末まで行われている「MINI Story Exhibition」。BMWは、この展示スペースを「バーチャル展示会」として、特別サイトで公開しています。

展示会の会場を360°見渡すことができる通常の操作の他、シークバーで閲覧したい場所を選べたり、展示物として動画や写真を見ることや、車内に入って360°見渡すことも可能です。

サイト:The MINI Story | A 360° Virtual Tour外部リンク

意外と簡単な360°動画の制作方法

今回はもっともシンプルで簡単なYouTube/Facebook向け360°動画制作の方法をご紹介します。

1. 360°動画を撮影する

もっとも簡単な撮影方法は1台で360°撮影が可能なカメラを用意することです。
現在YouTubeがサポートしているのは下記のカメラです。
RICOH THETA 外部リンク
Kodak の SP360 外部リンク
IC Real Tech の Allie 外部リンク
この他、複数のカメラを連結して360°動画として撮影することも可能です。

360_camera画像参照元:左からRICOH THETA/KodakのSP360/ICRealTechのAllie/360HEROSのPRO10HD

2. メタデータを付与する

YouTubeではメタデータを付与するYouTubeの専用アプリかPythonスクリプトを利用してメタデータを付与します。
(右図:専用アプリ。ダウンロードはこちら
Facebookの場合はアップロードの際に設定を行います。

3. アップロードする

YouTubeではメタデータを付与した動画であれば通常の方法で動画をアップロードすれば完了です。
Facebookでは対応機材であれば、一般的な動画と同じ方法でアップロードできますが、メタデータを付加しないカメラで撮影した動画の場合は、アップロードの「詳細設定」で「この動画は360度フォーマットで撮影されています」をチェックします。

▽Facebookはアップロード画面でチェックを入れれば完了

facebook_setting360画像参照元:http://media.fb.com/2015/11/12/updates-to-360-video/

参考

360動画をアップロードするにはどうすればよいですか。 | Facebookヘルプセンター
https://www.facebook.com/help/828417127257368
360 度動画のアップロード - YouTube ヘルプ
https://support.google.com/youtube/answer/6178631?hl=ja

360°動画と相性抜群の4つの企画アイデア

360°動画はこれまでになかった臨場感ある視聴体験を提供でき、VRビューワーを利用すればさらに没入感が増します。この特性を活かした360°動画と相性の良い動画コンテンツをいくつか挙げてみましょう。

ストーリー性がある動画

VRビューワーを装着すれば自身の頭の動きに合わせて全方位を視聴できるため、ドラマのようなストーリー性のあるコンテンツでは視聴者が主人公になった感覚を味わえます。

例)ペプシゴースト:360度から迫り来る恐怖ー 洋館の中に残された謎を追え
BMW:【MINI】Backwater

疑似体験動画

MINIの事例のように施設やイベントを撮影しコンテンツ化すれば、疑似体験が可能になります。観光PRや音楽ライブ、施設案内など幅広い用途への応用が考えられます。

例)広島県:千光寺山ロープウェイ / 広島 CAT STREET VIEW 尾道編
ダイワハウス:バーチャル展示場

エンタテインメント性のある動画

自分で動画を操作できるので、エンタテインメント性の高い仕掛けを組み込むのも効果的です。

例)オットージャパン:FABIA×松島花<360° Happyを見つけよう>
WOWOW:予告犯360° - 真実を見抜けるか?

臨場感のある動画

スポーツなども相性が良いと言えるでしょう。普段見ることのできない選手の目線を体験できたり、試合会場の雰囲気などを楽しむことができます。

例)SUBARU:2014 Red Bull Global Rallycross Las Vegas Finale
SAMSUNG:SCHOOL OF RUGBY

もちろん上記コンテンツ以外にも、アイデア次第でさまざまな企画が考えられます。

また、360°動画よりもさらに高い没入感・臨場感を体験できるVR動画も昨今話題です。今月には、YouTubeがAndroid版YouTubeアプリで3DのVR動画の視聴が可能になったことを発表しました。さらにFacebookも「モバイル用VRヘッドマウントディスプレイGear VR」に対応したVR動画に対応した旨を発表しています。

そしてVR動画を含め、360°動画が今後もっと普及すれば、映像は受動的に視聴するものではなく、積極的に「体験」するものになっていくかもしれません。
意外と簡単に実施できる360°動画。試してみる価値はありそうです。

次ページ→→厳選した動画をご紹介!360°動画ギャラリー

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