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用途別・業界別 2013年11月06日

うどん県に続け!各自治体の動画PRの成功事例まとめ

最近、多くの都道府県が地元をアピールするために、動画を使っています。中には、驚異的なアクセスを叩き出す動画も。
様々な動画を見ると、一口に「日本」と言っても、多くの魅力が県ごとにあることが分かります。

なぜ、こんなにも多くの県がPRに動画を使っているのでしょう?果たして、動画がキッカケとなって、観光客は実際に訪れてくれるのでしょうか?
今回の記事では「PR動画のどんな点が優れているのか。」また、「動画によって各県が何を伝えたかったのか」にフォーカスし、各県・市の動画PRを紹介していきます。

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◆目次

  • 1.香川県:うどんだけじゃないよ、「うどん県」!
  • 2.大分県:地元住民が『湧かした』おんせん県
  • 3.広島県なにが「おしい」んだ?
  • 4.岡山市: 桃太郎以外の伝説だってあるんだ!
  • 5.高知県:県民みんなが一家族って知っていました?

うどんだけじゃないよ、「うどん県」! 香川県

1998年に行われた、全国知名度調査で最下位とショッキングな記録を出してしまったのが、香川県です。

このワースト記録を脱すべく、起死回生の一手として出したのが、インターネットでのPR動画です。2011年10月、副知事役の要潤さんが、「香川県はうどん県に改名します」と宣言する動画を特設サイトで公開したところ、1日17万超アクセスという記録を叩き出したのです。

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しかし、「うどんだけじゃない」ことを見せたかった香川県。今回、アイディア満載の新たなPR動画を送り込んできました。その内容は、副知事の要潤さんが某コーヒーCMでおなじみ「ダバダ~」の音楽に合わせ、優雅にうどんの汁を飲む場面からスタートします。

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そして、うどんをすすり、「うどん県、おかわり」と言い、うどんをもう一杯か、と思わせたところで、「おかわりはアートと時間旅行物語」と、紹介します。

香川県にはうどんの後、アートの聖地を巡る旅、そして懐かしい一時代前の風景が残る土地を巡る旅が「おかわり」できる、と巧みにPRしています。

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知名度ワースト記録を返上すべく始まった、映像によるPR活動。今や誰もが聞いたことのある「うどん県」として香川県は認識されるようになりました。しかし、それだけでは終わらず、さらに土産や観光地の魅力を伝えたい、そして多くの人に訪れてもらいたい、という狙いのもと、香川県はPR活動を続けています。

うどん県。それだけじゃない香川県
http://www.my-kagawa.jp/udon-ken/

地元住民が『湧かした』おんせん県、大分県

「うどん県に続け!」と名乗りを上げたのが、大分県。「おんせん県」の商標登録を目指したものの、却下され、さらに各方面から叩かれてしまいました。逆の意味で、話題にはなったものの、PRとしては失敗。

しかし、一連の騒ぎを逆手にとり、「おんせん県って言っちゃいましたけん!」なる新プロモーションを始めたのです。

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特設サイトでは、18本の動画を公開しています。「出演者が全員地元の普通の人たちでかなりギリギリ」なことが特徴の動画。方言で大分の魅了を語る地元住民80人が出演し、ありのままの様子を見せてくれます。

「大分県には、温泉のおかげでイケメンが多い」と紹介する動画には、白髪のおじいちゃん3人が入浴シーンで登場。「イケメン?」というツッコミをしつつも、不思議と心が和みます。

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他にも、各地の食や自然、観光名所などを30秒ほどで、地元の人たちが方言を話し、ほんわかとした調子で紹介している動画もあります。

動画によって、県民が持つ温厚さや、大分県ならではの“ユルさ“が伝わり、大きな反響を呼びました。特設サイト内の動画再生数は、既に累計29万回を超えていて、一部の動画は1日に約54万アクセスを記録しており、まさに、地元が「湧かした」成功です。

「おんせん県って言っちゃいましたけん!」プロモーションは、一度の失敗にめげず、それどころかその失敗をギャグに変えるという芯の強さが大分県にあることを感じさせます。さらに、タレントの起用もせず、歌もCGも使わない、それどころか素人の地元住民ばかりが出演という方法が、素朴さと温かさ、地元のやる気を伝え、「おんせん県」として強力なアピールとなりました。

おんせん県って言っちゃいましたけん!
http://www.onsenkenoita.com/index.html

なにが「おしい」んだ、広島県? 

自ら県の魅力を「おしい!」と評する広島県。「おしい」ことは果たして魅力と言えるのか?

その答えを教えてくれるのが、広島県の「おしい!」魅力を紹介する約20分の本格ドラマ「おしい!広島県 THE MOVIE2」。

魅力を「おしい!」と表現するこのプロモーションはある意味、自虐的と言えます。そのため、動画では、河原さぶさんが演じる副知事がこの「おしい!」プロモーションに反対します。
しかし、県観光課職員であるアンガールズの田中卓志さんは、この「おしい魅力」をアピールしたいと考えています。当然、副知事と対立します。

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しかも、副知事の娘(戸田菜穂さん)と交際しているということも微妙な影を落としているのです。

そこで、田中さんは「おしい!」魅力を副知事に理解してもらうため、3人で広島県を旅することにしました。

hiroshima2

そして、3人はその旅で、広島県の自然、伝統、食に「おしい!」という魅力があることを発見していき、次第に副知事の心も変化していきます。

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人間ドラマ仕立てのストーリーによって、見る人を最後まで引き込むPR映像です。

このドラマでは、「おしい!」とは、「まだまだ伸びしろがある」、「おいしいの一歩手前」といった表現をしていて、おしい!とは“広島には大きな可能性がある“という意味であることが分かってきます。

こうしたプロモーションによって、サイト開設初日にはアクセス数が、7万1000PV、15日間で累計38万5000という記録を出しました。そして、広島県知事によると、このプロモーションのPR効果が、コストに対して10倍以上に上るとのことで、いかに、映像プロモーションの効果が高いかが伺えます。

おしい!広島県
http://oc-h.jp/

桃太郎以外の伝説だってあるんだ!岡山市。

岡山市は「桃太郎伝説」で有名ですが、逆に言えば、「それしか印象がない」といったことが課題でした。

そこで、「伝説の岡山市」というプロモーションを開始しました。これは、「おしい!広島県」、「うどん県。それだけじゃない香川県」でのアイディアを、それぞれの県から了解を得て、パロディとして盛り込んでいる愉快な企画で、インターネット上での盛り上がりを狙っています。

映像では、岡山市出身の甲本雅裕さんが演じる「私立探偵」が岡山市にまつわる都市伝説を探っていきます。

okayama

全11本の動画では、「知られざる伝説」を解明していき、今、岡山市では次々と新しい伝説が生まれている、ということを伝えています。

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そして、そのような「都市伝説」を解明していくことで、「知られざる岡山市のいいところ」を違和感なく紹介し、ユーザーはサスペンスを見るかのようにして、岡山市の魅力を発見していけるのです。

伝説の岡山市
http://den-oka.jp/

県民みんなが一家族って知っていました? 高知県

推計人口が75万人を割り込み、少子高齢化や過疎化による人口減少に頭を悩ます高知県。そのため、高知県は移住希望者を募る活動を行っています。

そこで、そのPRとして開始したのが、「高知家」キャンペーン。同キャンペーンの第一弾として、尾崎知事と広末涼子さんが共演する「高知家 新スローガン発表記者会見」風の動画を公開しました。

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動画ではまず、知事が「新スローガンを娘の涼子から発表させていただきます。」と述べて、広末涼子は知事の娘だったの?と視聴者の興味を引きます。

そして、広末さんは「高知県の人たちは75万人全員がひとつの大家族やと思うちゅう、珍しい県だがよ」と土佐弁で説明し、真意を明かします。高知県はひとつの大家族、「高知家」だというわけです。

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その後、「うちは、高知県に縁のあるすべての人、みんなを、高知家の家族やと思うてます」と言って、高知県に移住して、「家族」と一緒に住むことを勧めています。

このように、この映像は、他県の観光PRとは少し趣が異なり、観光名所や名産物にはあまり焦点を当てていません。むしろ、土佐っ子気質という高知の県民性を前面に出して、「人と人のつながり」を大事にしているという高知県のイメージをうまく表現しているのです。そして、高知に移住してもらいたい、という狙いを達成するために、この「人」にスポットを当てたプロモーション映像は大きな反響を呼び、高知県の人口増加が期待されています。

高知家|高知での暮らし情報サイト
http://www.kochike.pref.kochi.lg.jp/~top/

工夫を凝らしたPR動画が自治体プロモーションに大きく貢献

これまで見てきたように、様々な県が地元のPRにアイディアをひねり、動画という形でプロモーションを行っています。その背景にはそれぞれの県が抱えている問題があります。

その問題を解決すべく制作された動画は、それぞれの県が持つコンセプトを際立たせています。PR動画を県ごとに見比べてみると、色々な表現の仕方があることに気づきます。ドラマ調のもの、記者会見風のもの、旅ロケ風のものなど様々あり、工夫を凝らした紹介がなされているのです。

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さらに、ユーザーは動画を通して見て、聞くことにより、県民性や方言などの、県らしさを感じとり、より一層その土地に対する親近感が湧いてきます。

こうした効果を実際に感じるとき、自治体が動画という手段で宣伝することには、大きな意味があり、成功を収めていることが分かります。

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